毎日忙しい社会人。仕事の休憩時間は貴重な時間です。「リフレッシュする人」、「職場の仲間と会話をする人」、「空腹を満たす人」、「休む暇なく仕事を進める人」……。人によって、休憩時間の使い方は様々だと思います。
また、労働基準法では休憩時間について以下のような定めがあります。
・6時間を超える労働をした場合には、45分以上の休憩を取ること
・8時間を超える労働をした場合には、1時間以上の休憩を取ること
・労働者は休憩時間を自由に利用することができる
つまり、6時間を超える労働をしている人は、最低45分、8時間を超える労働をしている人は、最低1時間の自由時間が与えられるということです。会社側は、仕事に追われているからといって労働を強制することや例外を除いて休憩時間の使い方の自由を妨げることはできません。ですから休憩時間は堂々と満喫しましょう。
ベースメントアップス株式会社(https://basementapps.tokyo)が運営する『退職の前に読むサイト』が「仕事の休憩時間は何をしているか?」について調査をしました。社会で働いている人たちはどのように休憩時間を有効活用しているのでしょうか。
休憩時間の過ごし方によって、仕事のパフォーマンスも変わってきます。心身ともにリフレッシュするためにはどのように過ごしたらいいのか、早速見ていきましょう。
■休憩時間、みんなはどのように過ごしているのか?
社会人を対象に、「仕事の休憩時間をどのように過ごしていますか?」というアンケートを実施したところ以下のような結果が出てきました。
軽食をとる:32%、仮眠をとる:27%、同僚と話をする:25%、タバコを吸う:16%という結果が出てきました。数値の割合に大差はないことから、人それぞれの休憩時間を思い思いに過ごしていることがわかります。それぞれの項目について詳しく見ていきましょう。
・ 軽食をとる
“軽食をとる”と回答した人が32%と最も多い結果となりました。軽食をとることには、多くのリフレッシュ効果があります。また、糖分を摂取することで脳の疲れを軽減することができたり、空腹を満たすことで集中力を回復する効果があると言われています。
また、単純に食べることが好きな人にとっては、幸せな時間を過ごすことができるので効果的だと言えますね。
・仮眠をとる
“仮眠をとる”と回答した人は27%と2番目に多い結果となりました。スペインで「シエスタ」という昼寝文化があるように、昔から昼寝は効果的なリフレッシュ方法だと言われています。溜まった疲労も軽減されますね。忙しく睡眠負債を抱えがちな社会人にとって、有効な休憩時間の使い方だと言えます。
また、海外の研究では、穏やかな音楽を聴きながら仮眠をとると、短時間での疲労回復効果が高いという結果が出ているそうです。短い時間でリフレッシュできる最適な方法だと言えそうですね。
・同僚と話をする
“同僚と話をする”と回答した人は25%と3番目に多い結果となりました。人間関係に疲れ、一人で過ごす方がリラックスできるという人も増えていますが、人とコミュニケーションをとることでリラックスできる人もまだまだ多いようです。休憩時間の過ごし方としては今も変わらず、オーソドックスな方法のようですね。
心許せる同僚がいるなら、仕事上のストレスを話しながら、発散するのもいいですね。また、雑談から生まれる新たな気づきがあることから、最近では雑談の重要性が再定義されています。
・タバコを吸う
喫煙者にとっては“タバコを吸う”ことが一番のリフレッシュ方法だと感じる人は少なくないでしょう。喫煙によるリフレッシュ効果、喫煙所のコミュニケーションによるリフレッシュ効果など、多くのリフレッシュ効果があることが考えられます。
***
働くことも大切ですが、心身には休息も必要です。長時間働きっぱなしでいると、全体で見たら、結局、仕事のパフォーマンスが低下していることにもなりかねません。リフレッシュの時間を設けることがよりよいアイディアや人間関係につながることもあるでしょう。仕事と休憩のメリハリをつけながら、ご自身が一番リフレッシュできるような時間の過ごし方を探してみてください。
【調査概要:仕事に関する意識調査】
■調査日 :2019年10月7日 〜2019年10月14日
■調査方法 :インターネット調査
■調査人数 : 263名
■調査対象 :社会人