インドネシア・バリ島の南東部、ビーチリゾート地として賑わうヌサドゥアにある「ザ・ムリア、ムリア リゾート & ヴィラス‐ヌサドゥア バリ」。東京ドーム約6個半分という広大な敷地にタイプの異なる3つのホテルが建ちます。2012年のホテルオープン後、米国の高級旅行誌「コンデナスト・トラベラー」で「世界NO.1ビーチリゾート」(2014年)、「読者が選ぶ世界NO.1スパ」(2015年)を受賞。そして今年、Gold List 2016「世界のお気に入りホテル」および「世界のお気に入りビーチリゾート」に選ばれました。そんな世界の旅行通が認めたホテルの魅力に迫る後編です(前編はこちら)。
ホテル滞在をランクアップするバトラーサービス
「ザ・ムリア」は全111部屋、すべての客室からは海が見晴らせ、テラスに設置された泡風呂に入りながら、優雅な気分に浸ることができます。全室スイートタイプで広さは約150㎡あり、日本人に人気があるということです。さらに、それぞれの部屋には専属のバトラー(執事)が付いています。コーヒーが飲みたい、靴を磨いてほしい、荷造りをしておいて、などなど、お客の要望に応える客室係がいるのです。日本人にはなじみの薄いバトラーですが、海外の高級ホテルでは、バトラーサービスは上級のサービスと考えられています。
バリ島には、プライベート感を味わえる独立した1棟タイプのヴィラのホテルが多くありますが、もちろん、こちらのホテルにもあります。「ムリア ヴィラス」の1ベッドルームヴィラの広さは、リビングやガーデン、プライベートプールなどを合わせて500㎡!
海からは少し離れていますが、色鮮やかな花々や艶やかな緑の木々に覆われた隠れ家の雰囲気に溢れています。全108部屋あり、ハネムーナーに人気とのことです。こちらもザ・ムリアと同様に専属のバトラーが付きますので、広々した空間で、わがままにきままに過ごしてみたいものです。
ザ・ムリアと、ムリア ヴィラスの宿泊者は、ムリア リゾートを含めてすべての施設の利用ができます(ムリア リゾート宿泊者は、ムリア リゾート内のみの利用)。
ザ・ムリアのラウンジやムリア ヴィラスのリビングルームでいただく朝食を紹介しましょう。前回紹介したムリア リゾートのレストランとはまた違った、落ち着いた雰囲気の中でいただく朝食です。
アメリカンブレックファストスタイルが基本で、バラエティ豊かな卵料理が特徴です。トリュフ風味のポーチドエッグやエッグ・ベネディクトのオランデーソース仕立て、具がたっぷり入ったオムレツなど、目移りするほどです。ほかにサンドウィッチやロール寿司などもテーブルに運ばれてきますし、ベジタリアン用や和食、中華の飲茶、韓国風もあります。
朝は少し軽めにという方におすすめなのが、インドネシア風のお粥です。様々なスパイスと鶏肉、卵を加え、カレー風味のスープを注ぐのですが、重くなく食欲をそそる一品です。
さて、海外挙式の人気地といえば、ハワイが筆頭でしょうか。しかし、ハワイと移動時間がほとんど変わらないバリ島での結婚式というのも人気だそうです。その理由は時差が1時間ということ。それゆえ、高齢の親族でも招待しやすく、バリ島は初めてという友人でも旅行気分で参加してくれるなどのメリットがあるようです。
また、現地の方の親しみやすさ、というのも忘れることができません。こちらのホテルでは、10名ほどのプライベートな結婚式から大勢が参加する豪華なパーティまで、様々なパッケージを揃えています。チャペルは3か所あり、美味しい料理の数々も魅力で、一生に一度の思い出を華やかに演出してくれるはずです。
ムリア リゾート、ザ・ムリア、ムリア ヴィラスと、雰囲気の異なる3つのホテルをご紹介しました。お気に入りは見つかりましたでしょうか。美しいビーチを楽しみ、プールで遊び、美食に舌鼓を打つ…何もしない時間を持つ贅沢を、ぜひ体験してみてください。
ザ・ムリア、ムリア リゾート & ヴィラス‐ヌサドゥア バリの公式サイトはこちら