昨年の大規模なデモの影響で、いまだピリピリしているのではないかと心配しつつ訪れたタイ。街を歩けば、すっかり落ち着きを取り戻し平和そのもの。今回、大都会バンコクからフルーツで有名なラヨーン県、ビーチリゾートのパタヤを巡りました。人気の観光地から新しい見所まで、各都市の魅力を2回に分けてご紹介します。
何度訪れても「お邪魔します」と訪れる国もあれば、反対に「ただいま」と帰ってきた気分になる国があります。うだるように暑くても、渋滞で車が動かなくても、言葉がなかなか通じなくても、妙に懐かしく居心地のいい国。私にとって、「ただいま」の代表格がタイなのです。
しかしながら、昨年末の大規模なデモの影響で、今、どうなっているのかと、心配しつつ街に出てみれば、デモ隊に占拠されていた一角では、ベンチでおじいさんがタバコをふかしていたり、屋台のおばさんたちが談笑していたりと、いつもながらのタイの景色がありました。タイの人々にとって、政情不安は、すでに遠い過去のようです。