風通しがよく、肌にべとつかず涼しい着心地が持続する。これぞ「夏シャツ」といえる快適な逸品だ。
生地は徳島県の「阿波しじら織」である。明治の初めから続くこの織物は、県の伝統的特産品に指定されている。織り上がった布をいったん熱湯にくぐらせ、乾燥させることで、糸の張力差により表面に独特のシボ(凹凸)が生まれる。これが肌ざわりのよさの秘密。古くから夏の和装に使われてきた伝統の織物を『サライ』読者のために涼しげな半袖シャツに仕立てた。
袖を通すとサラサラの感触が心地よい。素肌に着けても張り付かず、動きも軽やか。濃紺に絣模様の縞柄がなんとも粋だ。夏の旅行や外出にぴったりの一着。チノパンやジーンズなどと合わせ、普段着のお洒落を愉しみたい。
【今日の逸品】
阿波しじら織半袖シャツ
『サライ』×ハニカム(日本)
10,260円(消費税8%込み)