最近はペットボトルではなく、水筒を持ち運ぶ人が増えてきました。そこで、マイボイスコム株式会社が『水筒』に関するインターネット調査を行いました。2019年10月1日~5日に実施し、10,114件の回答を集めています。水筒の利用率から目的までを見ていきましょう。
■水筒の利用者は5割強、人気の水筒タイプは?
水筒の利用率について聞いたところ、5割強が利用していることがわかりました。女性の方が比率が高く、女性40~70代では各6割強となっています。週1日以上利用する人は4割弱、水筒利用者の7割に当たります。
さらに、利用している水筒タイプを聞いたところ(複数回答可)、「直飲みタイプ:ワンタッチ式」「直飲みタイプ:マグタイプ」が水筒利用者の各40%台、「コップつき」が17.1%、「プラスチックボトル」が13.7%と続きました。「直飲みタイプ:マグタイプ」は女性で5割、男性より比率が高くなっています。「コップつき」は、女性若年層で低い傾向です。
■水筒を利用する理由1位は「節約のため」
水筒を利用する理由を聞いたところ(複数回答)、「節約のため」が水筒利用者の52.7%、「まめに水分補給をしたい」「いつも冷たい・温かいものを飲みたい」が各4割強、「長時間外出するときの水分補給」が3割強でした。「節約のため」は、女性や若年層で比率が高くなっています。
男性60・70代では「いつも冷たい・温かいものを飲みたい」「まめに水分補給をしたい」、女性60・70代では「まめに水分補給をしたい」「長時間外出するときの水分補給」が上位2位です。
また、水筒をどういう時に使っているのでしょうか。水筒を利用する場面を聞いたところ(複数回答)、「職場や学校で」との回答が水筒利用者の46.7%、「旅行、ドライブ」「長時間外出する」が3割前後となっています。「職場や学校で」は、男性10~50代や女性10・20代で6~8割です。「長時間外出する」「家族と出かける」「子供と出かける」は、女性で比率が高くなっています。『ストローつき』主利用者では、「旅行、ドライブ」が最多になりました。
■水筒を購入する時のポイントは「容量」「価格」「軽さ」
自分や家族が使う水筒を購入する際の重視点について聞いたところ(複数回答)、「容量」が56.2%と一番ポイントが高くなりました。続いて、「価格」「軽さ」「大きさ」が4~5割と続いています。
「水筒をこれからも利用したいか」と聞いたところ、57.3%(男性5割、女性7割弱)の人たちが利用したいと答えました。水筒利用者では8~9割が引き続き利用意向を示しています。非利用者では約15%に止まりました。
一方、水筒を利用しない人たちは下記のように感じているようです。
・蓋の部分でゴムの箇所に汚れのようなものがなかなか洗っても落ちない。(男性30歳)
・飲み終わった後の持ち運びが面倒ではある。(男性47歳)
・冷保温機能の程度が分かりにくい。時々、温かいと思って飲んだ時に、そうでもなかったことがある。保温機能が何時間持続するか商品パッケージに記載してもらえたらと思う。(男性68歳)
・熱いお茶を入れていくと、茶色く焼けてしまって味がかわってしまうこと。(男性51歳)
・持ち運びやすいものを選ぶと、容量があまり入らず困っている。(女性23歳)
・パーツが多いので、解体したあと洗って乾かしてまた組み立てるのが面倒です。毎日のように家族全員が使うので、パーツの数も大量で、なかなか大変です。(女性43歳)
・漏れる可能性があるのでカバンに入れたくない。(男性29歳)
・ペットボトルの空き瓶を利用しているのであえて水筒を必要としない。(男性72歳)
・重い。荷物になる。子どもの頃は気にしないで使っていたが、ふたで飲むので、不衛生に感じる。(女性34歳)
手入れの煩わしさ、衛生面について気になる方が多いようです。
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いかがでしたか? 最近の水筒は保温保冷効果の高いもの、洗いやすさを重視して作られたもの、安全性に優れたもの、ハイセンスなものなど種類も豊富です。節約のみならず、環境負荷の少ない水筒を持ち歩くことのメリットは多いですね。