進学に関する保護者の意識調査11月に入り、いよいよ受験生にとって勝負の冬は目前。年明けの受験シーズンに向け、ギアを上げる受験生も多いだろう。そんな子どもの頑張りを保護者はどのような形でサポートしているのか? 株式会社マイナビが運営する進学情報サイト『マイナビ進学』は、2019年4月に大学・短期大学・専門学校のいずれかに入学した子を持つ保護者を対象に「進学に関する保護者の意識調査」を初めて実施した。調査結果の概要を紹介する。

子供の入学した学校に満足している保護者の割合(n=1,000)子供の入学した学校に満足している保護者の割合(n=1,000)
満足している理由 (n=751)【複数回答】満足している理由 (n=751)【複数回答】
保護者が行った進路支援の内容(n=1,000)【複数回答】保護者が行った進路支援の内容(n=1,000)【複数回答】
子供の進学先を選ぶポイント (n=1,000)【複数回答】子供の進学先を選ぶポイント (n=1,000)【複数回答】
子供の将来の「働く姿」として希望するもの (n=1,000)【複数回答】子供の将来の「働く姿」として希望するもの (n=1,000)【複数回答】
《集計結果概要》

子どもが通う学校に「満足している(非常に・ややを含む)」と回答した保護者は75.1%で、4人に3人の保護者が、子どもの進学先への満足度は高いことが分かった。

また、子どもに対して何かしら進路支援をした保護者は、全体の約8割にも上る結果に。特に、学習支援・情報収集・将来就く職業の話をするなど、子どもとのコミュニケーションは「母」が高い傾向にあることから、「父」よりも「母」の方が、進路支援に積極的であることが推測できる。

保護者が子どもの進学先を選んだポイント(上位3つまで選択)は「子どもの学力との相性(43.2%)」「学べる内容(42.2%)」が上位にあるものの、「実家からの距離(25.6%)」「取れる資格(21.3%)」なども注目される結果となった。

子どもに望む将来の働く姿については、「本人がやりがいを感じる(52.4%)」もしくは、「安定した収入を得られる(26.4%)」仕事をして欲しいという希望が高いが、特に「娘をもつ母」においては「資格や専門技術を活かした仕事(14.8%)」に就くことを望んでいる傾向が「娘を持つ父」よりも強く、学校への満足理由と共通する点が見えた。

* * *

本番までの残り数か月、受験生は焦りやプレッシャーで精神的にも不安定になりやすい。親も一緒になって不安にならず、どーんと構え、子どもの頑張りを温かく見守ろう。
文/鳥居優美

 

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