料理や掃除で活躍する便利グッズから文房具、食料品など、様々な商品が並ぶ100円ショップ。最近はデザインもオシャレで、100円だからと侮れないクオリティーの商品も増えている。そんな100円ショップの利用動向について、インターネット調査会社のマイボイスコムが調査を行なった。100円ショップの利用頻度や、みんなはどんな商品を購入しているのか。詳しく深掘りしてみていこう!
◆利用頻度は「月に数回」「月に1回程度」が最多
100円ショップの利用頻度は、「月に数回程度」「月に1回程度」が最も多かった。月1回以上利用者は、全体の6割弱で、そのうち男性は5割強、女性は約65%と、女性の方が頻度が高い傾向にあるようだ。一方で、男性10・20代での利用頻度が低くなっている。
◆利用したショップ「ダイソー」が1位
100円ショップを利用する人に「最近1年間に最も利用した100円ショップ」を聞いたところ、「ダイソー」が62.1%でとトップだった。次いで「セリア」「キャンドゥ」が各1~2割、以下「ローソンストア100」「ワッツ」「シルク」「ミーツ」と続いた。
◆100円ショップでの直近1年間に購入したもの(複数回答)
100円ショップでの直近1年間の購入商品は、「キッチン用品、調理器具、キッチン消耗品」が利用者の57.2%、「文具」が46.7%、「掃除用品」「収納用品、整理小物」「お風呂・洗面所・洗濯用品」が各3割となった。特に「キッチン用品、調理器具、キッチン消耗品」は女性では7割強と高くなっている。「園芸、ガーデニング、観葉植物」「文具」などは60・70代、「ラッピング用品、ギフト用品」「菓子・デザート類」などは女性30・40代での比率が高くなっている。
◆100円ショップで重視すること1位は、「品揃えの豊富さ」(複数回答)
100円ショップ利用時の重視点は、「品揃えの豊富さ」が利用者の71.5%、「アクセスの良さ」「商品の品質」「値ごろ感」が各3~4割、「便利グッズ・アイデアグッズの充実度」「商品の探しやすさ」などが各2割となった。「商品のデザインが好み」は、女性10~40代での比率が高かった。
◆100円ショップでの購入場面(複数回答)
100円ショップでの購入場面は、「安く買いたい、節約のため」が利用者の46.0%、「普段の買い物」「使い捨て、すぐ壊れてもよいもの」が各3割強となった。「普段の買い物」は女性10~30代の各5割弱、「使い捨て、すぐ壊れてもよいもの」は女性30・40代、「雑貨・小物などちょっとしたものを買う」は女性50~70代での比率が高くなっている。
◆100円ショップで買いたくない商品(複数回答)
100円ショップで買いたくない商品があると回答した人は5割強。具体的には「めがね、時計、アクセサリーなど」が全体の21.2%、「美容関連用品、化粧品」「食品(菓子類以外)」「衣料品、衣類小物」「菓子・デザート類」「飲み物」などが各10%台となった。
◆100円ショップの利用の仕方
調査で集まった100円ショップの具体的な利用法を紹介しよう(※カッコ内は100円ショップ利用頻度)
・必要なものがあるが、そこまで頻繁に使わないものを100円ショップで購入する(男性 22歳 2~3ヶ月に1回程度)
・テレビで話題になっているアイデア商品を買って楽しむ(男性 29歳 月に1回程度)
・食器やおもちゃなどセンスの良いものが結構ある(男性 39歳 月に数回程度)
・現在、結婚式の準備をしているため、そのためによく利用している(女性 25歳 月に数回程度)
・水回りの掃除用品やエコバッグなど、生活に関わりの深い商品を購入することが多い(女性 26歳 月に1回程度)
・文具などの消耗品が無くなりそうな時によく使う(女性 30歳 月に数回程度)
・特に目的もなく店に入り、特に必要もないがペンやノートなどの消耗品を買う(女性 31歳 2~3ヶ月に1回程度)
・キッチン用品やお弁当グッズをよく買います(女性 48歳 週に1~2回程度)
消耗品や使用頻度が低いものなどを、100円ショップで購入している人が多いようだ。100円ショップはあまり利用しないという方も、ぜひ一度覗いてみては? 思わぬ掘り出し物に出会えるかもしれない。
文/鳥居優美