今年もあと1か月と少し。そろそろ年賀状のシーズンだ。はがきでの代わりにSNSでの挨拶が多くなったと言われる昨今。メモリアルアートの大野屋(http://www.ohnoya.co.jp/)が実施した「年賀はがきと喪中はがき」についての意識調査をご紹介しよう。
新年の挨拶で「対面での挨拶」を重視すると答えた年代は10~20代(22%)が最多! 喪中はがきをメールなどで代用することについては全体の約8割が抵抗を感じず
【調査概要】
・調査対象: 全国 10代以上の男女
・ 回答人数: 3,473人
・調査期間: 2018年10月9日~10月19日
・ 調査方法: インターネット調査
●あなたには年賀はがきを出す習慣がありますか?
年賀はがきを出す習慣とその範囲について調査をしたところ、「出さない」(39%)と答えた人は全体の4割。まだまだ年賀状を出している人が多いことがわかった。
また、年賀状を出している範囲で最も多かったのは「プライベートで親交のある人のみ出している」(25%)で、次いで「仕事関係、プライベート問わず出している」(18%)となった。
●新年の挨拶をする手段として重視しているものは何ですか?(複数回答可)
新年の挨拶をする手段として最も重視しているものを聞いたところ、全体では「年賀はがき」を重視している人が最も多く43%、次いで「メールやLINEなどのメッセージアプリ」(27%)、「対面での挨拶」(12%)と、この調査では年賀はがきを重視しているという結果となった。
「対面での挨拶」を重視すると答えた人は年代別で10~20代が最も多く(22%)、他の年代と比べて突出して高い数字となった。50代以上の層では「年賀はがき」を重視する人が最も多く、70代以上では約8割に。若い人たちは、SNSなどのやりとりよりもこういう時こそ「リアル」を感じたいのかも。70代以上が「年賀はがき」というのは、SNSなどに馴染みがない、ということもあるだろう。
●喪中はがきを受け取ったことがありますか?
喪中はがきを受け取ったことがあるかどうか聞いたところ、「ある」と答えた人は67%で全体の約7割、「ない」と答えた人は33%で全体の約3割。これは、喪中はがきを送る習慣うんぬんよりも、若い人が分母にあるがゆえの結果ではないだろうか。
●喪中はがきを出したことがありますか?
喪中はがきを出したことがあるかどうか聞いたところ、「ある」と答えた人は46%、「ない」と答えた人は54%でほぼ半数ずつの割合となった。
●喪中はがきを出す際のマナーで、分からないものや自信のないものは何ですか?(複数回答可)
喪中はがきを出す際のマナーで分からないものや自信のないものについて聞いたところ、「友人、知人関係のどの範囲まで出すべきか」が最も多く24%、次いで「葬儀に来た人にも喪中はがきを出すのかどうか」(20%)、「はがきを出すタイミング」(12%)という結果に。
●喪中はがきをもらった後のマナーで、分からないものや自信のないものは何ですか?(複数回答可)
喪中はがきをもらった後のマナーで分からないものや自信のないものについて聞いたところ、「喪中はがきをもらう前に相手に年賀状を出してしまっていた場合の対応」が最も多く25%、次いで「返事を書くべきかどうか」(23%)、「寒中見舞いの書き方」「返事を出す際の文面」「いつまでに返事を出すべきか」(各10%)という結果になった。
●喪中はがきを出す代わりにメールやSNSで済ませることについてどう思いますか?
喪中はがきを出す代わりにメールやSNSで連絡を済ませることについてどう思うか聞いたところ、「普段メールやSNSで連絡する親しい相手なら良いと思う」が最多で53%、「良いと思う」が23%となり、喪中はがきをメールやその他の手段で代用することについて全体の約8割が抵抗を感じていないようだ。
一方、「マナー違反だと思う」と答えた人も24%いた。
●今後も喪中はがきは必要だと思いますか?
今後も喪中はがきが必要だと思うか聞いたところ、「必要」と答えた人は全体の約6割(57%)で、不要と答えた人は約4割(43%)。
年代別で見ると、喪中はがきを「必要」と考える人は50代以上の層に多く「新年の挨拶をする手段として重視しているものは何ですか?」という質問で「年賀状」を重視する年代として50代以上の層が最多となったこととの関連性が伺える。
いかがだっただろうか? やはり新年に受け取る年賀状は嬉しいもの。今年送る年賀状は平成最後の年賀状でもある。今まで出していなかった人も、今年は検討してみるのもいいかもしれない。
12月15日から25日までに年賀状を出せば元日に届く。喪中はがきの場合はこの期間以前に出すことが重要だろう。