SNSの活用は、生活に欠かせないツールとなってきました。4月の新年度から新しい環境になり、SNSアカウントを交換した、という方もいるのではないでしょうか。便利である反面、職場の人や思わぬ人とSNSで繋がり、デメリットを感じるケースもあるようです。
HiClub株式会社(https://hiclub.jp)が提供する、 SNS 「GRAVITY(グラビティ)」が、仕事でのSNS活用について利用調査を行いましたのでご紹介します。ストレスがないSNSの使い方について、ご参考にしてください。
約2割は仕事関係者のアカウントを検索
仕事関係者のSNSアカウントを検索したことがあるか調査したところ、「はい」と答えたのは25.1%、「いいえ」が74.9%という結果でした。
「ある」と答えた理由としては主に、相手の人柄を知りたいという意見が挙げられました。
・仕事で繋がっている人が、普段どんなつぶやきをしているか興味があった
・内面を知りたかった
・相手の方のことをもっと知るため
・本性を知りたくて
さらに、仕事関係者とのコミュニケーションを円滑に進めるために、事前に相手のSNSから情報を得た、という意見がみられました。
・他部署の方と一緒にお仕事をする際に、何か話すネタになれば、と思い調べた
・信頼関係を築くため、普段見えない人間性を知りたかった
・交友を深めるきっかけを探すため
また、働きたいと思っている職場がどのような雰囲気なのか事前に確認するために、社員の方のアカウントを検索し確認するという声もありました。
・就活中のため
・バイト応募で情報収集、雰囲気を知るため
2割というとそれほど多い割合ではないようにも思われますが、近年では企業が採用時に、候補者のSNSをチェックしているというケースもあります。実名でのSNS利用は、思わぬ人から見られている可能性も考慮して、慎重に行う必要がありそうです。
仕事関係者のフォローにはデメリットも
営業や宣伝のために仕事用のアカウントを持ち、仕事関係者のアカウントをフォローしている方も多くいらっしゃいます。
・新たなクライアントから信用を得るために、仕事関係の発信は必須
・Twitter経由でくる仕事が時々ある
個人事業主やフリーランスの方からは、SNSを営業ツールとして活用している、との声が多く寄せられました。
そして、「仕事関係者のSNSアカウントをフォローしている」と回答された方にメリット・デメリットがあるか尋ねました。
「メリットがある」という回答が62.5%の一方で、「デメリットがある」という回答が61.6%と、両方の意見共に6割を超えました。(複数回答)
メリットとして挙げられていたのは、コミュニケーションが円滑になる、という声が多数です。その他、連絡手段として便利、という声や、営業ツールとして活用している、という声も見られました。テレワークの増加から実際に会ってコミュニケーションをする機会が減っている近年において、仕事でSNSを上手に活用している方も多いようです。
【実際の回答例】
・上司に言えないことや愚痴などを言い合える、全てを言わなくても何の話かわかるので共感し合える
・プライベートを投稿している人との商談のアイスブレイクにつかえる、転職してしまった担当者とも繋がっているのでビジネスチャンスに繋がる
・カジュアルなやり取りで、法人同士の話の前にざっくり方向を固められた
・仕事を超えたプライベートでの深い人間関係の構築ができた
・個人的に社外の人とやり取りができる
・退職したあとも色々と連絡を取れる
・顧客にダイレクトに宣伝できました
そして、デメリットとして多く挙げられていたのは、プライベートが知られることへの嫌悪感や、投稿内容に気を遣う必要が出ることへのストレスです。相手のプライベートを知ることができるからこそ、コミュニケーションが円滑になるという側面がある一方で、自分自身について知られることには抵抗がある人も多いようです。また、仕事関係者と繋がることで、仕事とプライベートがシームレスになってしまい、オンオフを切り替えにくくなることにストレスを感じる方もいるようです。
【実際の回答例】
・仕事以外の事を聞かれて少し面倒
・仕事関係者と繋がりすぎると、気軽にくだらない事が書けなくなる
・ネガティブな事や遊んでいることを投稿しづらい
・面倒なお付き合いも増える
・知り合いの知り合いとして候補が表示されることから、予期せぬ人から友達申請が来ることがあり、断りにくい
・必要のない営業をかけられた
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予期せずに仕事関係者と繋がってしまった、という方もいるようです。仕事関係者とSNSで繋がる際はあらかじめ慎重に考慮し、詮索しすぎないように配慮することが大切です。また、会社の機密情報を投稿しないことは当然ですが、「投稿は必ず誰かに見られている」との意識を持つことが求められるでしょう。
■調査概要
調査方法:アプリ「GRAVITY」内でのアンケート調査
調査期間:2022年3月31日(木)~4月1日(金)
調査対象:20代以上、男女
有効回答数:1830名