写真はイメージです。

生命保険は一度加入するとあまり見直す機会がなく、そのまま同じ保険に加入し続ける人が多いのが現状です。
しかし本当にそれで良いのか、そもそも生命保険に加入する必要はあるのでしょうか?
保険相談サービスを提供する保険マンモス株式会社(https://hoken-mammoth.com/corp/)はこの度、男女500人を対象に「生命保険に関するアンケート調査」を実施いたしました。
皆さんの保険料や満足度は? 生命保険のリアルから、見直しの必要性について解説します。

必要な保険はライフスタイルによって違う

公益財団法人・生命保険文化センターの調査(令和3年度)によると、生命保険の世帯加入率は89.8%、医療保険の加入率は93.6%と、前年度とほぼ同じ割合となっています。
世帯年間払込保険料は37.1万円(平均)で、ひと月あたりの保険料はおよそ3万円です。

「生命保険加入者のアンケート(自社調べ)」によりますと、年代別の加入状況は以下のようになっています。
20〜30歳:17%
31〜40歳:42%
41〜50歳:27%
51〜60歳:12%
61歳以上:6%
働き盛りで結婚、出産などライフイベントも多くなる30代がもっとも加入割合が多くなっています。

毎月の保険料の支払額は以下の通り。

20~30歳 最低 980円、最高 32,000円、平均 8,522円
31~40歳 最低 980円、最高 74,000円、平均 10,199円
41~50歳 最低 500円、最高 110,000円、平均 11,974円
51~60歳 最低 500円、最高 50,000円、平均 10,797円
61歳以上 最低 2,000円、最高 35,000円、平均 14,644円

同アンケートでは平均額は1万円代が多くなったものの、最低額と最高額の差が非常に大きい結果がみられました。

加入している保険の種類は圧倒的に医療保険・疾病保険が多く、全体の65%を占めています。
次いで多いのは死亡保険で27%、介護保険は2%しかありませんでした。

扶養している配偶者や子供がいる場合には、自分にもしものことがあった時のために死亡保障が必要になるでしょう。現在独身の人は家族の生活費については考えなくて良いため、自分の怪我や病気について考えればよいのですが、医療保険がそもそも必要なのか? という議論もあります。

日本には高額療養費制度がありますので、たとえ大きな病気や怪我で入院し100万円の医療費がかかったとしても、3割負担の30万円を支払うことはありません。年齢や収入によって負担額は違うものの、年収が770万円以下ならひと月およそ8万円程度で済むようになっています。

ある程度の貯金があれば、賄える金額です。生命保険=社会人になったら加入するもの、と思っている人も多いかもしれません。しかし、本当に今の自分に必要なのか? 加入する前によく検討する必要がありそうです。

大半の人は保険の内容を把握していない

同アンケートによると、今加入している保険の満足度は「満足している」が49%、「どちらでもない」「不満がある」を合わせると51%ですので、半々といったところです。

「どちらでもない」「不満がある」の理由としては、「内容がわかっていないから」が多く見られました。

これは、保険の内容をよく把握しないまま、勧められた保険になんとなく加入してしまったというケースが多いからだと考えられます。

また、若いうちはそれほど大きな病気にもかからないことから実際に保障を受けるケースは少なく、その保険料が保障に見合ったものなのかどうか判断することも難しいと思われます。

その保険、本当に必要?

生命保険には一定期間で契約の更新時期がやってきます。更新の時期は、保険を見直す良い機会です。

生命保険は、基本的に保障内容は変わらないのに更新のたびごとに保険料は上がっていきます。保険の内容が自分が希望しているもので、同様の条件の保険が他にないならそれでも良いのですが、ただ更新し続けるのは考えものです。

契約内容を確認しよう

生命保険会社からは、定期的に「契約内容の確認」についての書面が届きます。内容をその都度確認する人は少ないかもしれませんが、今後のことも考えて、中身を把握しておくことはとても大切です。
・現在支払っている保険料
・保障の対象
などを確認します。

その上で、同様の保証内容で他社の生命保険の保険料はいくらくらいなのか、比較してみることをおすすめします。同時に、今後のライフスタイルの変化も見据えて、結婚や出産があったらどんな保障が必要になるか、逆に不要な保険料を払っていないか? など自分にとって適切な保険内容を見定めたいものです。

●調査概要
調査対象:主に民間の保険会社が取り扱っていて任意加入できる「生命保険」に加入している方
調査日:2022年3月3日~2022年3月4日
調査方法:インターネットによる選択・記述式回答
調査人数:500人(女性332人/男性168人)

 

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