スマホでもPCでも必須といえるGoogleのサービス。Google以外にもアップルやマイクロソフトなど、無料や有料で利用できる様々なサービスがありますが、その使い勝手のよさと、圧倒的なサービス数(70以上)で、Googleのお世話にならない日は、もはや無い! …と言っても過言ではありません(個人的にはスマホを一切触らない日も大切だと思っていますが)。

たとえば、料理のレシピを探したり、映画館の上映情報を調べたり。移動先までの電車の経路や時刻表、評価の星の数や温泉の写真で宿泊先を選んだりもしますよね。今どきの学生は検索なしでレポートも書けませんし、第一線級で活躍する研究者や医療関係者、プログラマーたちも、日々めまぐるしく変化する最新情報を収集するために、Googleは無くてはならない存在になっています。

今回はそんなGoogleを使いこなす人になるために知っておきたいキーワードと、代表的なサービスについてご紹介しましょう。

⽬次
Googleを使いこなす人になるために最初に知っておくべき重要キーワード
Google Chromeの便利機能
Googleカレンダーの便利機能
Google マップの便利機能
まとめ

Googleを使いこなす人になるために最初に知っておくべき重要キーワード

さて、私が考える「最初に知っておくべき重要キーワード」が5つあります。それは「アプリ」「ブラウザ」「クラウド」「アカウント」「セキュリティ」です。わかっているようで、わかっていないことが多いこれらについて、まずは簡単に解説していきます。

アプリとは?

スマホが普及するまで、アプリ(アプリケーション)はどちらかというとソフト(ソフトウェア)とかプログラムとも呼ばれていました。しかし最近は、「ソフトの使い方」的な意味あいが強いものをアプリと呼ぶようになってきました。よく知られているワードやエクセル、画像編集のフォトショップなど、さまざまなアプリがあります。

ブラウザとは?

ブラウザとは、インターネット上の情報を見るためのアプリ(ソフト)です。有名なブラウザにはGoogle Chrome(クローム)、マイクロソフトのEdge(エッジ)、アップルのSafari(サファリ)などがあり、他にもたくさんあります。

ブラウザとアプリの違いを理解しよう

Googleは多くのサービスをブラウザ経由で提供しています。つまりブラウザを操作するだけでサービスを利用できます。PCではブラウザを利用することが標準ですが、スマホでは専用アプリを使う方が主流です。有名なものでは、Google検索、カレンダー、マップ、ドライブ、翻訳などなどで、これらはスマホのアプリ一覧の画面(ホーム画面)にアイコンとして置くことができます。ブラウザは汎用、アプリは専用といったイメージです。

クラウド

クラウド(インターネットまたはネット)上にデータがあると言ったりしますが、Googleもヤフーもアマゾンも、その会社が用意したサーバと呼ばれるコンピュータから、データや各種サービスをネット経由で、ユーザーであるみなさんに提供しています。クラウドとはネットや、ネットを通じたサービスの総称です。

アカウント(IDとパスワード)

私たちがクラウド上のサービス、例えばGメール(Googleのメールサービス)を使うとき、「あなたが誰なのか?」を確定するために、あなた専用のアカウントを作ります。この時設定するのがIDとパスワード(PW)です。ID/PWはあなたのアカウントを他人が勝手に使えないように保護したり、クラウド上に置いたデータを他人が勝手に見たりコピーしたり、改変、削除されたりしないように守っています。

また、作ったアカウントはスマホでもPCでも利用することができるため、「スマホで撮った写真を、すぐにPCで見る」なんてことも簡単にできます。

セキュリティ

大切なID/PWや自分のデータが他人の手に渡らないようにする仕組みをセキュリティといい、Googleは安心なセキュリティ機能が充実しています(セキュリティに関しては別の記事で詳しく解説する予定です)。

Google Chromeの便利機能

1回分の記事では書ききれないほどの便利機能がありますが、ごく一部をご紹介します。

共有機能

Googleアカウントに登録していれば、今見ているスマホやPCだけでなく、他のスマホやPCの閲覧履歴や機能を共有できます。

ページ翻訳

英語に限らず、どんな外国語のサイトでも恐れることはありません。ページ翻訳機能で、結構読める日本語を表示してくれます。

ゲストモード

知人のお宅にお邪魔した時に、「ちょっとPCで自分のアカウントにログインさせて欲しい」なんて事態が稀にあります。そんなときログイン履歴や閲覧履歴を一切残さずにChromeを使えるモードです。

Googleカレンダーの便利機能

Googleカレンダーの機能はたいへん充実しています。

スケジュール機能

くり返し設定やお知らせ機能、色など、設定できる項目の豊富さは圧倒的です。

共有機能

他のユーザーやグループと共有するカレンダーを設定できます。もちろん自分だけのカレンダーを、他人が見ることはありません。

カレンダーを追加

目的別に複数のカレンダーを登録し、管理できます。海外の休日なども表示できます。

Google マップの便利機能

おでかけ時には必携のGoogleマップです。

経路検索

行き先を検索し、現在地からの経路ボタンを押すと、徒歩や車、電車などでの移動経路を提案してくれます。駅の時刻表や構内の案内図にもリンクしています。

ストリートビュー

マップ上の閲覧可能エリアにアイコンを置くと、その場所の実際の景色を360度、自由に見ることができます。ルーブル美術館の内部を見学するなんてこともできます。

仕事を効率化させる便利機能は?

Googleには70を超えるサービスがありますが、仕事の効率化に役立つアイテムが豊富に含まれています。

Gメール

無料で使えるクラウド型メールソフトです。機能も充実しています。

Googleドキュメント、スプレッドシート、スライド

マイクロソフトのOfficeワード、エクセル、パワーポイントにあたるものが無料で使えます。

音声認識

「オッケーグーグル」とマイクに話しかけると、質問に答えたり、操作を助けたりしてくれます。
注:この機能はスマホやスマートスピーカーの機能です。

翻訳

インバウンドの外国人に街で道をたずねられたとき、スマホのこの機能で会話が簡単に成立しました。ブラウザでの翻訳機能も十分に実用レベルです。

まとめ

Googleを使いこなす人になるために最初に知っておきたいことを中心にお伝えしました。ここで紹介したもの以外にもGoogleドライブをはじめ、便利機能はたくさんありますが、それらはまた別の記事でご紹介していく予定です。

●執筆/田尻 良(たじり りょう)

1983年、アルバイト先のために独学でレジ清算プログラムを作成。まだ白のマスクしか無い2006年にプリント柄のマスクカバーを発表。任天堂DS用ソフト「介護ナビDS」やインフルエンザ検定試験などを企画。依頼された人事管理システムを作るため、50歳から新たにコンピュータ言語を習得し構築。誰にでもわかりやすく教える能力が評価され、コンピュータ専門学校と短大にてプログラミングや情報システム論などを教えている。ノーネクタイ用アクセサリ「プラケッティ」を企画中。
株式会社ケッツ(https://kets.co.jp

●構成/京都メディアライン・http://kyotomedialine.com

 

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