「死ぬまで家族」。その言葉で拒否されたとしても戻れる場所があることを知った

高校を卒業して、大阪の市内の飲食店に就職。そこで出会った人と25歳の時に結婚します。しかし結婚生活が4年を迎えた頃に子宮に病気が発覚。非協力的な夫との関係がうまくいかなくなり……。

「結婚当初から妊娠を希望していたんですが、3年経っても一向にできなくて。その後心配になって、病院で検査したところ子宮内膜症だということがわかりました。私は軽症だったので手術などはせずにタイミング法を試したりしていたんですが、それでもまったくダメで。その後に人工授精をしようとなった時に、旦那さんが嫌がったんです。『そこまでして子供が欲しいわけじゃない』と。知り合いの旦那さんから不妊治療について聞いていたようで、自分はそこまでできないとハッキリ言われました。その後セックスレスになってしまって、話し合って結婚生活5年で離婚することになりました」

その後は恋愛にも進めない時期が数年続き、30代半ばで出会った男性と付き合うように。しかし結婚まではどうしても踏み切れなったと言います。その理由は、

「前の旦那さんにも過去の中絶を伝えられていませんでした。そして、不妊。そこまで関係していないのかもしれないけど、検索すると中絶の後遺症で不妊になる人がいると書かれているサイトとかを見つけて。全部自分のせいですよね。そんなリスクがあることを隠しながら結婚なんてできません。その事実も誰にも言いたくなかった。もう誰にも迷惑をかけたくなかったんです。でも、兄はあきれたように笑いながら『今更遠慮することなんてない。嫌でも死ぬまで兄妹、家族だから』と当たり前のように言ってくれたんです」

その後、今の旦那さんにすべてのことを話し、受けいれてもらったことで2度目の結婚に踏み切ります。直美さんは当時を振り返り、「嫌でもってところにちょっとした嫌味が感じられたけど、兄の言葉で今まで一つも一人で解決できなかったことを思い出しましたね(苦笑)。でも、これからも頼っていいんだって、安心できました」と笑顔で語ります。

取材・文/ふじのあやこ
情報誌・スポーツ誌の出版社2社を経て、フリーのライター・編集者・ウェブデザイナーとなる。趣味はスポーツ観戦で、野球、アイスホッケー観戦などで全国を行脚している。

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