それはやっちゃダメ！ 歯科医師が教える正しい「歯ブラシの除菌」方法

毎日使っているもののひとつに“歯ブラシ”がありますが、みなさんは、普段何気なく使っている歯ブラシの“除菌”を意識していますか？ 歯ブラシにはなんと10万個以上もの細菌が付着している可能性が高いのです。そこで、株式会社エクセルファースト（https://mahou-jyokin.easy-myshop.jp/）は、専門家である歯科医師を対象に、「適切な歯ブラシの除菌方法」に関する調査を実施しました。お口の専門家、歯科医師おすすめの歯ブラシ除菌方法をお伝えいたします。

■歯ブラシを衛生的に保つ方法

▶日頃から「しっかり乾燥させる」「十分に水洗いをする」ことが大事

歯ブラシをできるだけ清潔に保つには、まず何をすればいいのでしょうか？ そこで、「歯ブラシを衛生的に保つための基本を教えてください」と質問したところ、「しっかり乾燥させる」と回答した方が4割と最も多く、次いで「十分に水洗いをする」「ブラシに詰まった食べカスなどを除去する」「こまめに交換する」と続きました。使った歯ブラシは、食べカスなどをキレイに除去し、十分に水洗いをし、そしてしっかりと乾燥させることが重要です。

▶より本格的には「除菌器を使う」「消毒液を使う」と良し

では、より衛生的に歯ブラシを保つためには、何をすればいいのでしょうか？ そこで、「歯ブラシを衛生的に保つためにやるべきことを教えてください」と質問したところ、「歯ブラシ用の除菌器を使う」と回答した方が3割と最も多く、次いで「消毒液を使う」「天日干しする」「歯ブラシ用の除菌薬を使う」「1本1本の保管場所を分ける」と続きました。巷で売っている歯ブラシ用の除菌器は、主に紫外線を使って歯ブラシを除菌する装置が多いので、天日干しと同様の効果があると言えるでしょう。

■そもそも歯ブラシの除菌って必要なの？ 歯科医師オススメの歯ブラシ除菌方法とは？

そもそも歯ブラシを除菌する必要は本当にあるのでしょうか？ そこで「歯ブラシの除菌は必要ですか？ 」と質問したところ、実に9割以上の方が「はい」と回答しました。水洗いだけでは不十分、そして歯ブラシの除菌は必要不可欠と言えそうです。

では、どのようにして歯ブラシを除菌するのがいいのでしょうか？ おすすめの除菌方法も教えていただきましょう。「どのような除菌方法がおすすめですか？ 」と質問したところ、4割の方が「歯ブラシ用除菌薬の使用」と回答しました。他には「紫外線を当てる」「歯ブラシ用除菌器の使用」「入れ歯用洗浄薬の使用」「熱湯消毒・煮沸消毒」「哺乳瓶用の消毒薬の使用」「除菌・漂白剤の使用」「アルコールの使用」などが挙げられました。

歯ブラシをより衛生的に保つ方法として、歯ブラシ用の除菌器を使うという回答が最も多かった訳ですが、除菌器には乾燥機能の有無といった性能の差や、UVライトの寿命などがあります。そういったことも踏まえると、もっと安価で手軽な歯ブラシ用の除菌薬を使うことが一般的におすすめ、ということなのかもしれませんね。

■「それはやっちゃダメ！ 」間違った歯ブラシ除菌方法とは？

次に、歯ブラシの除菌でやってはいけないことを尋ねたところ、「除菌・漂白剤の使用」が最も多くの賛同を集めました。次いで「入れ歯用洗浄薬の使用」「アルコールの使用」「熱湯消毒・煮沸消毒」「哺乳瓶用の消毒薬の使用」「紫外線を当てる」「歯ブラシ用除菌薬の使用」と続きました。

おすすめの除菌方法にも挙がった「除菌・漂白剤の使用」や「入れ歯用洗浄剤の使用」、そして「アルコールの使用」は、歯ブラシの除菌には御法度という考えの歯科医師も少なくないようです。除菌しきれない・用途以外に使ってはいけない・歯ブラシを痛める可能性のあるといった理由が考えられることが分かりました。

■歯ブラシを除菌すると、こんな効果まで期待できる！

歯ブラシの除菌が必要不可欠であることは分かりましたが、キレイな歯ブラシを使用することでどのような効果が期待できるのでしょうか？ そこで、「歯ブラシを除菌することで期待できる効果」を尋ねたところ、「歯周病予防・改善」と回答した方が6割と最も多く、次いで「虫歯予」「口臭予防・改善」「体調改善」と続きました。清潔な歯ブラシを使うことで、歯周病の予防や改善、虫歯予防、口臭改善にも繋がるようです。

歯周病は動脈硬化や糖尿病、アルツハイマー症とも関連性があると言われていることから、歯ブラシを除菌することで体質改善も期待できそうですね。いつまでも健康に暮らしていくには、歯ブラシの除菌は欠かせないと言えそうです。

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今回の調査で、歯科医師の先生方から歯ブラシを衛生的に保つためのイロハを聞くことができました。歯みがき後の水洗いはみなさんも行っていると思いますが、それだけでは不十分と言えそうです。今回の調査結果を参考に、歯科医師おすすめの方法を実践して、歯ブラシをキレイに保ってみてはいかがでしょうか。正しい方法で歯ブラシを除菌して、お口の健康を保っていきましょう。

【調査概要】
調査期間：2020年10月26日（月）～ 2020年10月27日（火）
調査方法：インターネット調査
調査人数：1,113人
調査対象：歯科医師