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歌とは、思い出を鮮明に蘇らせてくれる装置!国語辞典『大辞泉』が斬新すぎる新しい語釈79本を採用

【歌】とは「人生の節目の思い出になくてはならないもの。その記憶を鮮明に蘇らせてくれる装置」。【個性】とは「打たれることを恐れずに出す杭のこと」。そして【昭和】とは「わんぱくとけんかが許された時代」。

小学館の国語辞典『大辞泉』編集部は、今年で4回目となる「あなたの言葉を辞書に載せよう」キャンペーンで一般から募集した言葉の新しいイメージの中から、選考のうえ79本を選出したことを発表しました(応募期間は2016年5月~11月、応募総数:5,349本)。これらは『大辞泉』デジタル版等の語釈(語句の解釈)として収録・公開されることになります。

発表された「言葉のイメージ」の一部は以下のとおり。(カッコ内は投稿者)

【夢】昔は宇宙飛行士。今はユーチューバー。(Red Guitarさん)

【宇宙】人類を電子顕微鏡下の塵のような存在だと教えてくれる空間。(ざのぴすさん)

【歌】人生の節目の思い出になくてはならないもの。その記憶を鮮明に蘇らせてくれる装置。(ピンキー)

【個性】打たれることを恐れずに出す杭のこと。(きむきむさん)

【子育て】親から貰った愛情を、自分の子供に返すこと。(hatayanさん)

【上司】コマの芯棒。歪んでいると全てが万事、円滑に回らない。(燻製カレーさん)

【昭和】わんぱくとけんかが許された時代。(kaさん)

【情報】振り回されてもしがみついてしまうもの。(エヌジマさん)

【癒し】「い」つも「や」さしく「し」てくれるもの。(ミズノ・アルツさん)

【コンビニ】家からの距離、数で田舎度合いを測るもの。(kanana22さん)

※すべての採用語釈はキャンペーン特設サイト(http://kotoba.daijisen.jp)で見られます。

この結果について『大辞泉』の編集担当者は、

「今年も『大辞泉』の語釈には記述されていない「言葉のイメージ」がたくさん寄せられました。

【夢】【宇宙】【歌】【子育て】などは、多くが肯定的なイメージによるものでしたが、「歌=音痴の地獄」という切実だけど少し笑ってしまう投稿もありました。

【個性】【上司】にはプラス・マイナス両面の投稿が見られましたが、「個性=褒めたくない相手を褒めるときに使う便利な言葉」との声には感心させられました。「上司=最後には泥をかぶってくれる人」などとカッコよく締めるパターンも多数。みなさん良いボスに恵まれているようですね。

【昭和】には戦争・高度成長・バブルと、全く異なる視点からの投稿が集まりました。戦争はまっぴらだけど、戦後の元気な時代は懐かしいという思いが共通点でしょうか。「癒やし=夫が最も欲するもの」という一方「旦那の寝顔では感じない」とシビアな投稿に思わず苦笑しました。

心の【癒やし】をイメージした投稿が多い反面、温泉やマッサージなど体の【癒やし】に関するものは意外に少数でした。みなさん、体よりも心が疲れているのでしょうか。」

と講評を伝えています。

言葉のイメージを一般募集して辞書に収録するという試みは、国語辞典として画期的なもの。時代に合わせて内容の更新を積極的に続けている『大辞泉』ならではのユニークな挑戦といえます。

ありふれた言葉の新しい意味や解釈を考えることは、ちょっとした脳トレにもなりそうです。ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

※小学館・大辞泉「あなたの言葉を辞書に載せよう。2016」キャンペーン特設サイト
http://kotoba.daijisen.jp

※『大辞泉』公式ウェブサイト
http://www.daijisen.jp/

文/編集部

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