結婚相手として理想的な平安時代のキャラクターは堅実タイプ
平安時代の作家・紫式部を主人公にした、NHK大河ドラマ『光る君へ』の放送がスタートしました。ラブストーリーを多く手がけてきた大石静さんが脚本を担当し、1000年の時を経て描かれる、平安時代の恋愛・結婚模様にも注目が集まっています。
タメニー株式会社(https://tameny.jp/)では、結婚願望のある20~49歳の未婚男女298人に対して、未婚の男女を対象に、主人公の紫式部や最高権力者として名を残した藤原道長など、魅力的な人物が多く登場する大河ドラマの中から「結婚したい登場人物」を調査しました。
さらに、紫式部が執筆した『源氏物語』の登場人物についてもアンケートを実施。令和の時代に、結婚相手として魅力を感じる平安時代の男性・女性キャラクターは誰だったのか調べてみました。
NHK大河ドラマ『光る君へ』で結婚したいのは? 男性「紫式部」、女性「藤原道長」がトップ
Q.NHK大河ドラマ『光る君へ』の登場人物で、結婚するなら誰がいいですか?(n=298)※必須回答
結婚願望のある20~49歳の未婚男女298人に対し、NHK大河ドラマ『光る君へ』の登場人物で、結婚するなら誰がいいか聞きました。
男性151人が選んだ女性の登場人物で1位となったのは、吉高由里子さん演じる主人公の紫式部(16.6%)でした。2位は清少納言が仕える藤原定子(11.9%)、3位はライバルで『枕草子』の作者・清少納言(9.9%)となっています。また、女性147人が選んだ男性の登場人物トップは、柄本佑さん演じる藤原道長(12.9%)でした。2位は一条天皇(10.9%)、3位は藤原宣孝と安倍晴明(同率8.2%)がランクインしています。
年代別に見ると、男性20代は「藤原定子」、30代は「紫式部」「清少納言」「藤原穆子(むつこ)」、40代は「紫式部」が1位でした。特に30代は、紫式部と清少納言という2人の才女に並び、石野真子さん演じる藤原穆子が1位にランクイン。おっとりしつつも、藤原道長の将来性を見抜いて娘婿に迎えた、鋭い観察眼を持つ人物です。
一方、女性20代は「藤原道隆」「藤原行成」、30代は「藤原道長」、40代は「藤原宣孝」が1位になっています。20代は育ちの良い2人の長男坊が、40代は大人の男性として紫式部を支え、後に夫となる藤原宣孝が人気を集めました。
紫式部『源氏物語』で結婚したいのは? 男性「明石の君」、女性「夕霧」がトップ
Q.紫式部『源氏物語』の登場人物で、結婚するなら誰がいいですか?(n=298)※必須回答
大河ドラマの主人公・紫式部は、日本最古の長編恋愛小説『源氏物語』の作者として知られています。今回の調査では、『源氏物語』の登場人物についても、結婚したいと思う相手を聞いてみました。
男性が選んだ女性の登場人物1位は「明石の君」(15.2%)で、2位は「夕顔」(12.6%)、3位は「紫の上」「花散里」(同率10.6%)でした。女性が選んだ男性の登場人物は、1位「夕霧」(23.8%)、2位「光源氏」(8.8%)、3位「冷泉帝」(8.2%)という結果になっています。
特に女性では、主人公の光源氏に15ポイントの差を付けて、その息子「夕霧」がトップに。平安時代を象徴する“モテ男”の光源氏よりも、幼なじみとの恋を貫いた堅実なタイプが令和の時代では好まれるようです。
女性の登場人物で1位となった「明石の君」は、高い教養と美しい容姿を持ちながらも、立場をわきまえて出しゃばらず、光源氏に愛された人です。特に、40代(19.6%)から票を集めました。また、幼い頃から光源氏に育てられ、“理想の女性”でもある「紫の上」は、20代(17.8%)でトップとなりました。
男性の登場人物は、女性の全年代で「夕霧」がトップとなりました。光源氏と正妻・葵の上の息子である夕霧は、父の意向で低い官位からスタートしたものの、自身の努力で出世した真面目なタイプ。幼なじみと結婚するなど、恋愛面も誠実で、特に30代は29.5%と人気を集めました。また30代は、2位に光源氏の乳兄弟で忠臣の「藤原惟光」(8.2%)がランクインしており、華やかな容姿や経歴よりも堅実・誠実なタイプが好まれていました。
「平安時代で結婚するなら誰」に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:20~49歳 未婚男女298人
集計期間:2024年2月19日
※各項目の数値は小数第二位を四捨五入しているため、各項目の合計が100%とならない場合がございます。