
“居たくなる酒場”で“居酒場”
小体で気の置けない店が並ぶ町で、ビストロかワインバーを思わせる佇まい。新たな焼酎の飲み方を提案し、ジャンルを問わない料理に、女性客からの支持も高い。
「お店も私たちもまだまだ発展途上。造り手さんを訪ねたり、焼酎イベントに参加したりしながら、新しいアイデアを模索しています」と話すのは、店長の桜井茜さんだ。
ソーダ割りにもひと工夫がある。まず氷と合わせてシェイカーで振り、温度を下げた焼酎をワイングラスに注ぎ、ソーダを加えるというもの。焼酎が薄まらず、時間とともに変化する温度帯で香りの変化を楽しめる。鹿児島の若潮酒造『躍る一日』を試してみると、ひと口めに熟したバナナのような、温度が上がるにつれブランデーを思わせる奥行きのある香りが立つ。

「さまざまな飲み方がある焼酎は、とても自由度が高いお酒。普段、飲み慣れない焼酎初心者の方に、“ちょっと試してみようかな”という気持ちになっていただけたらうれしいですね」と桜井さん。
ふらっと立ち寄ったつもりがいつの間にか夜が更けていた……そんな居心地のよさがある店だ。

●居酒場 IGOR COSY 代々木上原
住所:東京都渋谷区上原1-36-15 トーカンマンション代々木上原1階
電話番号:03・6407・8373
営業時間:月曜~金曜・祝日17時~23時、土曜16時~23時(最終注文は料理22時、ドリンク22時30分)、日曜16時~22時(最終注文は21時30分)
定休日:不定
交通アクセス:地下鉄千代田線・小田急線代々木上原駅より徒歩約1分
取材・文/永田さち子 撮影/寺澤太郎
※『サライ』2026年8月号より












