人生折り返しの年齢になり、公私ともにいろいろ経験してきたつもりだけれど、本当に「やりたかったコト」はやれていないかもしれません。子どもの頃に夢見ていたことや、週末にちょっと頑張ったらできそうなことなどを、仕事の忙しさや家庭の事情を言い訳にして棚上げにしていませんか?
漫画家・なとみみわさんは、50歳を目前に離婚を経験し、“おひとり様”になったことで、自分自身を見つめ直すために、本当にやりたいことに挑戦すると決意します。「登山」「茶道」など週末にすぐできそうなことから、「女優デビュー」や「運転免許」などじっくりとりかかるものまで、自分の「やりたかったコト」を振り返りながら体当たりで10個やりきりました。そんな体験記をおもしろおかしくまとめたのが、『死ぬまでにやりたい! 10のコト(講談社)』です。読めば共感できるうえ、自分が「やりたかったコト」について考え、実践してみたくなること請け合いです。
今回は、自分のための「最高の遺影撮影」を、まさかのコスチュームで行なったエピソードをご紹介します。
作/なとみみわ
最高の遺影を撮りたい!
▼「最高の遺影」はこちら(笑)
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死ぬまでにやりたい! 10のコト
著/なとみみわ
講談社 1,430円(税込)
なとみみわ
イラストレーター。雑誌・広告・webでマンガやイラストを中心に幅広く制作。義母と家族、離れて暮らす実母とのエピソードを北國新聞『介護わはは絵日記』にて連載中。著書には『まいにちが、あっけらかん。』(つちや書店)、ブログが書籍化された『ばあさんとの愛しき日々』(イースト・プレス)、『コミックエッセイ 1ヵ月でいらないモノ8割捨てられた! 私の断捨離』(講談社)などがある。