長引くコロナ禍や物価高などで、心が晴れない日々を送っている方、積極的に行動したいけれど、なかなか行動に移せない方がいるのではないでしょうか? そんな方に「風水とは環境を整えることで運を呼ぶ環境学」という考えのもと、さまざまな分野でアドバイスを行なっている李家幽竹さんの著書『李家幽竹の幸せ風水 2023年版』から、気分を軽やかにし、充実した日々を過ごすためのヒントをご紹介します。
文 / 李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
心地よい風が吹き抜ける、おしゃれで快適な空間づくりを
2023年は、よい風を空間に取り込むことが運気アップにつながる年。家の中を心地よい風が吹き抜け、よい香りがほのかに漂う、そんな南国のリゾートホテルのような空間づくりを目指しましょう。
ポイントとなる場所は、気の通り道である玄関、廊下、階段、窓辺。家に入ってきた風がほこりやゴミを巻き上げてしまわないよう、掃除は念入りに。風の通り道が暗いと気が陰に傾きやすいので、照明が届きにくい場所にはサブライトを置きましょう。アロマディフューザーなどで空間全体に香りを漂わせることも忘れずに。
リビングや寝室には、ラタンの家具やかご、アシンメトリーなデザインの雑貨などを置き、風の循環を促して。棚に小さな雑貨を飾ったり、壁にファブリックボードを掛けたりするのも運気アップにつながります。
また、カーテンやベッドカバーなどの布類は、縁をつかさどる重要アイテム。何となく使っているけれどあまり気に入らないものがあれば、この機会に買い替えましょう。ベッドスプレッドとベッドスローを同色系や同じ柄でそろえるのもおすすめですよ。
「開運インテリア」4つのポイント
“感じるけれど目に見えない”ものを大切に
インテリアというと、色使いや家具の配置など、目に見えるものにばかり気を取られがちですが、「風」の年は、“感じるけれど目には見えない”ものに運が集まります。クッションやカバー類は肌触りのよいものを選ぶ、香りアイテムにお金をかけるなど、見えないところにこそこだわりを。同時に悪臭や菌など、見えないマイナスポイントにも気を配りましょう。
雑貨や小さな家具で“飾る”意識を
雑貨や絵、季節の花などで、空間を“飾る”という意識をもちましょう。季節感のある雑貨や、欲しい運に合わせたモチーフの雑貨を飾るのもいいですし、小さめの椅子を花台として使うのも◎。ベッドにクッションをいくつも並べる、かごにブランケットを入れてソファの脇に、というように、実用的なものを“飾りながら置く”のもおすすめです。
カーテンや布製品をリニューアル
カーテン、カバー類、ベッドファブリック、タオルなど、布製品は縁をつかさどるアイテム。この機会に新しいものに取り替えると、運気がぐんとアップします。とくにカーテンは風が通る場所にあるものなので、買い替えるならぜひ今年中に。カーテンを留めるタッセルを新しくするだけでも効果がありますよ。玄関やリビングのマットを替えるのも◎。
布を活用して空間にアクセントを
インテリアに布を活用しましょう。ソファに好きな柄の布をかければ、ソファカバーを替えなくても雰囲気を変えられますし、気に入った布を額装して壁に掛ければインテリアのアクセントに。これなら、思いきった色や柄でも取り入れられますし、飽きたら取り替えればOK。賃貸住まいの人でも気軽にチャレンジできるのでぜひやってみて。
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『李家幽竹の幸せ風水 2023年版』 李家幽竹 著
世界文化社
李家幽竹(りのいえ・ゆうちく)
空間風水学会理事長。「風水とは環境を整えることで運を呼ぶ環境学」という考えのもと、衣食住から行動まで、さまざまな分野でアドバイスをおこなっている。講演、セミナーを中心に、テレビ、雑誌、ラジオでも活躍。風水を仕事にする人材を育成するため、「一般社団法人 李家幽竹 空間風水学会」を設立し、理事長をつとめる。著書に、『李家幽竹 花風水カレンダー2023』(今秋刊行予定)など多数。