購入したソフビのパッケージは“開封する派”が47.3%
おもちゃ、フィギュア、スニーカー、アナログレコードなど、ここでは書き切れないくらいコレクターズアイテムは多岐に渡りますが、「ソフビ」ことソフトビニール人形のコレクションにお金と時間を惜しみなく費やし、ソフビの沼にハマっているという方もいることでしょう。
そんなみなさんは、ソフビのどんなところに魅了され、沼にハマっていったのでしょうか?
そこで今回、ソフビをはじめとするホビー販売店『T-BASE JAPAN』(https://tbasejpn.com/)を運営する有限会社ヤマトは、ソフビコレクター(男女)を対象に、「ソフビ愛」に関する調査を実施しました。
これがきっかけでソフビコレクターになりました!
まずは、どのようなことがきっかけで“ソフビの沼”にハマっていったのかを伺いました。
「ソフビを集めるようになった一番のきっかけを教えてください」と質問したところ、『子どもの頃から好きで集めていたから(32.8%)』という回答が最も多く、次いで『好きな映像作品やキャラクターなどのグッズを集めていたから(21.1%)』『子どもの頃はお金がなくて買えなかったが、大人になり経済力に余裕ができたから(19.7%)』『雑誌やインターネットなどの記事を見て(9.0%)』『おもちゃ屋などの店頭で販売されている商品・作品を見て(6.2%)』と続きました。
子どもの頃から大好きで、ずっと集めていた方が多いようです。また、大人になって経済力に余裕ができ、昔から好きだったキャラクターなどのソフビを買い始めた方も少なくないことが分かります。
■この瞬間、私はソフビに魅了されました!
・そんなに興味もなかったのですが、好きなキャラクターのソフビが売られていて、それもすごく綺麗な状態で、一瞬にして魅了され収集癖に火がつきました(20代/女性/秋田県)
・子どもの頃にヒーロー戦隊のソフビを買って貰って以来、ソフビが好きになりました(30代/男性/千葉県)
・2Dの美しい世界の瞬間を3Dで再現できていると思った時(40代/女性/大阪府)
・何とも言い表せない可愛さがあり質感がたまらない(40代/男性/神奈川県)
・子どもの頃に遊んでいたキャラクターが壊れ捨ててしまったが再会したとき(50代/男性/千葉県)
子どもの頃に買ってもらった時だけでなく、大人になってから偶然再会して魅了された方、ソフビが持つ独特の質感や造形美に魅了された方も多いようです。“沼の入口”は突然現れるのかもしれませんね。
ソフビの沼は底なしだった! ソフビって魅力満載!
ソフビの沼にハマってしまうきっかけはさまざまであることが分かりましたが、ソフビにはどのような魅力があるのでしょうか?
「ソフビのどのようなところが魅力的ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『おもちゃとしての長い歴史がある(45.8%)』という回答が最も多く、次いで『壊れない・壊れにくい(36.6%)』『ソフビ素材ならではの造形(温もりや柔らかさがある、ディテールが凝っているなど)(30.5%)』『軽い(22.1%)』『大人から子どもまで楽しめる(21.8%)』と続きました。
怪獣ソフビは1960年代に誕生していますから、50年以上の歴史があるおもちゃであることに魅力を感じている方が多いようです。また、軽くて多少雑に扱っても壊れないことや、先ほどの魅了された瞬間の回答でも挙がったように、ソフビ独特の質感や造形美も大きな魅力となっている様子がうかがえます。
他にもまだまだ魅力がいっぱい! 以降の結果はこちら!
『水に強い(18.0%)』『壊れても直しやすい(16.8%)』『リーズナブルなものが多い(16.8%)』『作家さんのこだわりが詰まっている(13.2%)』
プラモデルやフィギュアにはない、ソフビならではの魅力はたくさんあると言えますね。
そんな魅力溢れるソフビですが、中でも特に好きなポイントを具体的に伺いました。
■ソフビのここが特に好きです!
・経年劣化しても良い味が出てきて凄く良い(20代/女性/神奈川県)
・質感です! 手足が色々可動する商品もありますがソフビは腕と腰回りしか動かないシンプルさも好きなポイントです(30代/男性/埼玉県)
・何といってもあの柔らかな質感。触った時の独特な感覚、手触りがたまりません。またビニール製品ならではの匂いも愛おしく感じてしまいます(40代/女性/愛知県)
・フィギュアよりもデフォルメされている絶妙なチープ感(50代/男性/東京都)
・似ているのですが、若干、”あれっ?”と思える何とも言えない感じが好きです(50代/男性/千葉県)
ソフビならではの質感やディフォルメされた造形はもちろん、その匂いもたまらなく好きという方も。ソフビの沼は奥が深くて底なしと言えますね!
コレクションしているソフビはどんな種類?
ソフビが持つ魅力が分かりましたが、どのようなソフビの沼にハマっているのでしょうか?
そこで、「どのようなソフビを集めていますか?(複数回答可)」と質問したところ、『“当時物”の怪獣や特撮ヒーローなど(45.9%)』という回答が最も多く、次いで『玩具メーカーの量産品(38.5%)』『ソフビ・フィギュアメーカーの作品(33.9%)』『個人作家さん・個人製作メーカーの作品(12.1%)』と続きました。
子どもの頃に憧れたり遊んだりしていた“当時物”のソフビをコレクションしている方が多い一方で、ソフビメーカーや個人作家さんの作品も一定の人気があるようです。
■このキャラクターやメーカーのソフビの沼にハマっています!
・ドラクエソフビとケンエレファント(20代/女性/秋田県)
・ゴジラ! もうはまって全部集めたくなった! 可愛い!(30代/女性/千葉県)
・ウルトラセブンの怪獣モノのソフビは他のウルトラマンシリーズの怪獣と比べてシブいキャラクターが多くて小さい頃からずっと好きです(30代/男性/滋賀県)
・戦隊シリーズ、怪獣コレクション(40代/男性/沖縄県)
・メディコムトイのレトロソフビシリーズ(50代/男性/長崎県)
往年のヒーローや怪獣をはじめ、さまざまなソフビの沼に、みなさんどっぷりとハマっているようですね。
では、コレクション数はどれくらいなのでしょうか?
続いて、「コレクション数はどれくらいですか?」と質問したところ、『~10体(44.6%)』『~30体(28.9%)』『~50体(14.5%)』『~100体(7.0%)』『~200体(2.6%)』『200体超(2.4%)』という結果となりました。
意外にも、半数近くの方がコレクション数は10体以内であることが分かりました。大好きなキャラクターや作家さんの作品(商品)の中でも、「これだ!」というものを吟味してコレクションしている方も多いのかもしれません。その一方で、コレクター魂に火がつき、100体以上のコレクション数に上っている猛者もいるようです。みなさん、それぞれの楽しみ方で、ソフビの沼にハマっている様子が分かりますね。
GETしたソフビ、開封する派しない派?
コレクション数は10体以内の方も多いことが分かりましたが、購入したソフビのパッケージは、開封する派・しない派どちらが多いのでしょうか?
そこで、「購入したソフビのパッケージは“開封する派”ですか?“開封しない派”ですか?」と質問したところ、『開封する派(47.3%)』という回答が最も多く、次いで『開封しない派(30.8%)』『アイテムによって分かれる(12.0%)』『保存用と観賞用の2体購入して片方は開封する派(9.9%)』と続きました。
半数近くの方が、購入したソフビのパッケージは“開封する派”のようです。
ソフビのパッケージ、そうしている理由とは?
【開封する派】
・触りながら完成度合い確認が楽しめます(20代/女性/千葉県)
・開封して飾らないと買った商品が可哀想(30代/男性/兵庫県)
・ソフビの良さは実際に手に取らないとわからないから(40代/男性/北海道)
・直に感触を確かめたいからです(50代/男性/栃木県)
【開封しない派】
・大事にしたいです(20代/女性/宮城県)
・開けてしまうと汚れたり傷が付いたり色落ちするから(30代/男性/埼玉県)
・いつまでもきれいに保存したい(40代/女性/東京都)
・箱もかっこいい(50代/男性/千葉県)
【アイテムによって分かれる】
・箱のままで保存するのは値段が高いやつ。お手頃なやつは並べたいので箱から出します(30代/男性/千葉県)
・気に入ったモノはちゃんとディスプレイしたいから(50代/男性/埼玉県)
【保存用と観賞用の2体購入して片方は開封する派】
・やっぱり、袋を開けて触りたいけど、でもしっかり保存したいって言う気持ちがあるから(20代/女性/大阪府)
・開封して楽しみ保存用としても購入する(40代/男性/愛知県)
先ほどの調査でも明らかになった通り、壊れにくいことや独特の質感、匂いがソフビの魅力でもあるので、開封してこそソフビの魅力を満喫できると考える方が多いのにも納得ですね。その一方で、大切なコレクションをいつまでもきれいな状態で保存しておきたいという思いから、開封しないという方、また、箱自体もかっこいいからそのまま飾りたいという方もいるようです。
もちろん、開封する派・しない派のどちらが正しいとかは一切ありませんので、ご自身の愛し方でソフビを思いっきり楽しみましょう!
私の“ソフビ愛”
最後に、ソフビコレクターのみなさんの“ソフビ愛”について、思う存分語っていただきました!
■私の“ソフビ愛”を語ります!
・ノーソフビノーライフ!!(20代/男性/北海道)
・もう、イチから話すと止まらないぐらい大好きです(20代/女性/大阪府)
・疲れてる時に見ると元気になります。その緩さに愛でてしまう(30代/女性/千葉県)
・三度の飯よりソフビが好き(30代/男性/東京都)
・投げても、水に浮かべても、壊れず遊べる最高のおもちゃ!(40代/男性/東京都)
・子どもの頃を思い出す大切なもの(40代/男性/東京都)
・還暦を目の前に控えても怪獣から卒業できませんでした!(50代/男性/山形県)
・子どもがきっかけで好きになりましたが、今では私の方がソフビにはまってて、子どもから飽きられてます…(50代/女性/東京都)
一部しかご紹介できず申し訳ありませんが、たくさんの熱いソフビ愛コメントを寄せていただきました。
魅力に溢れるソフビとその世界、これからもずっとその熱い想いを胸に、ソフビの沼にハマっていきましょう!
あなたも沼に足を入れてみませんか?
今回の調査で、ソフビコレクターのみなさんが沼に入ったきっかけから、どんどんハマっていくその魅力などを聞くことができました。きっかけはさまざまなようですが、一度足を入れるとどっぷりとハマってしまうほど、ソフビは魅力的なコレクターズアイテムであることが分かりました。
また、繊細な作りのフィギュアやコレクショントイ、プラモデルとは異なり、ディフォルメされたそのフォルムや質感、さらには壊れないなど扱いやすさも大きな魅力のひとつと言えそうです。
ソフビの世界に興味のある方は、そのディープな沼にハマると面白いこと間違いなしですね!
調査概要:「ソフビ愛」に関する調査
【調査期間】2022年1月4日(火)~2022年1月5日(水)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,021人
【調査対象】ソフビコレクター(男女)
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ