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古都めぐりに最適！「サライが選んだ京都の新ホテル」６選【16組32名様・宿泊券プレゼント付き】

2024/9/9

16組32名様・宿泊券プレゼント
※応募要項はこの記事の最後にあります。

国際的な観光都市である京都は、世界的な有名ホテルグループもひしめく場所。毎年、新しいホテルが生まれ古都の滞在に新機軸を提案する。旅の目的に合わせて上手に選びたい。

バンヤンツリー・東山京都（東山区清閑寺霊山町）

『バンヤンツリー・東山京都』の、２階まで吹き抜けになった１階ロビー。敷地内の高低差は約12ｍ。各所に石垣が配置され、能舞台のある庭園も魅力である。

隈研吾が監修した東山中腹の天然温泉付き都市型リゾート

シンガポールを拠点に世界各地に展開するホテルチェーンが日本初進出。それが今年８月に開業した『バンヤンツリー・東山京都』だ。デザインの監修は建築家の隈研吾さんで、同氏の手掛けた東京の国立競技場と同じように国産木材が随所に使われている。清水寺、高台寺に近い東山の中腹にあり、低層建築は森に溶け込む。

マーケティング担当の大橋奈穂さんはいう。

「当館の立つ東山の霊山という地区は町と山の間。古くから境界性が重要視され、あの世とこの世をつなぐ寺社が多く立ち並んできた聖域です。そんな立地を生かしてデザイン・コンセプトは幽玄といたしました」

山側には隈研吾さんがデザインした能舞台「Noh Stage」がある。東山の竹林や木立がそのまま舞台の背景となり、能や狂言に限らず幅広い舞台芸術を計画中。

天然温泉付きで料理は和食

スパの充実度で世界を牽引するホテルグループゆえ施設も充実。京都市内では珍しく敷地内に温泉の源泉を有し、地階に大浴場とスパを持つ。全52室すべての客室にヒバ材を使ったバスタブが設置され、一部の客室には天然温泉が引かれている。

外資系ながらメインダイニングで供される料理は和食。アジアの中の日本を意識できるホテルといえるだろう。

メインダイニング「りょうぜん」では和食を提供。写真は朝食の一例で、京野菜、京漬物など地元の食材をふんだんに使う。ご飯は土鍋炊き。中左の主菜は秋に提供予定のメニューで、古くから京都人に愛される金目鯛の煮付け。

バンヤンツリー・東山京都

京都市東山区清閑寺霊山町７
電話：075・531・0500
チェックイン15時、同アウト12時
料金：１室20万円～　全52室。
交通：京阪本線祇園四条駅より徒歩約20分。

宿泊券プレゼント　３組６名様
【宿泊条件】
●ツインルームの宿泊券
●１泊２日
●朝食付き

デュシタニ京都（下京区西洞院通）

１階ロビー天井からの藍染めされた布は、尊敬の念を込めて贈られるタイの花輪を表現。

タイを本拠にしたリゾートホテルの日本第一号館

今や世界各地に300軒ほどのホテルを持つ、タイの大手ホテル会社デュシット・インターナショナル。同社の日本初進出となったのが、昨年９月に開業した『デュシタニ京都』である。

「デュシット」はタイの神話に登場する天国。「タニ」は町の意味。ふたつを合わせ「デュシタニ」という言葉を考案したのは、20世紀初頭に即位したタイ王朝の国王ラーマ２世だ。ホテルの名となっているのは、１世紀前の理想郷を目指した国作りの標語なのである。

タイと日本は、ともに歴史のうえで仏教の大きな影響を受けてきた。『デュシタニ京都』は東本願寺と西本願寺の間に位置し、東西ふたつの大伽藍を間近に感じられる落ち着いた場所で、周囲には仏具店も多く軒を連ねる。京都でもとくに仏教を感じられる一角だ。

信仰だけではなく、タイと日本の文化的な共通点は少なくない。たとえばロビーの布の表現における藍色のアクセントは、両国の伝統的な藍染めを表している。マーケティングマネージャーの蓑部亜季子さんはいう。

「室内の装飾などはタイと日本の友好的な調和を目指しています。加えて寺院に関わる方々が多く住まう町との調和も大切にしていて、私たち職員も町の清掃や防犯活動に参加しています」

地下２階は「デバラナウェルネス」と題された健康と癒しの空間。温水プールは７時～21時の営業、隣接するフィットネスエリアは24時間営業。

自社農園で京野菜を作る

館内にはタイ料理とシェフズテーブルというふたつのダイニングがあり、どちらも京野菜を扱う。京都市北部の大原に自社農園を持ち、採れたての京野菜が届けられ、一方はタイ人シェフが腕を振るい、もう一方は和の料理人が匠の技で至高の料理を提供する。

ダイニング「シェフズテーブル紅葉」では鉄板焼きや七輪での炭火焼き料理を供する。コースは２万5000円から。単品注文も可能。同階にあるタイ料理の「Ayatana」はコースのみで１万9000円から。

JR京都駅にも近く、電車、地下鉄、バスを使った交通にも便利な場所。遠方の名所を訪ねたあとは、門前町にあるホテル周辺で穏やかな時間を過ごす。そんな旅が実現できそうだ。

デュシタニ京都

京都市下京区西洞院通正面上ル西洞院町466
電話：075・343・7150
チェックイン15時、同アウト12時
料金：１室３万6000円～　全147室。
交通：JR京都駅より徒歩約12分。

宿泊券プレゼント　３組６名様
【宿泊条件】
●プリミエスイートルームの宿泊券
●１泊２日

三井ガーデンホテル京都三条プレミア（中京区三条通）

市内中心部の三条通に面した立地に京町家を現代的に再現

目の前は京都文化博物館、少し歩けば錦市場。そんな市内中心部に今年７月末、『三井ガーデンホテル京都三条プレミア』は開業した。プレミアシリーズは三井ガーデンホテルのハイクラスシリーズで、京都では初めての出店だ。

地上５階、地下１階の建物は、京町家の中でも商家に多い表屋造りの構造である。表屋造りは、通りに面して店舗の表屋があり、中庭を介して奥に居住する母屋という構造となる。

入口を入ると全164席の広いレストランがあり、ここが表屋となる。そして中庭を越えると母屋に当たるロビーと客室がある。

支配人の山口梓さんがいう。

「当館では『オモテ』『オク』と称しています。オモテは道行く人の多い街の賑わいを感じながらお過ごしいただきたい空間、反対にオクは宿泊のお客様が静かにお寛ぎいただきたい空間です」

レストランにはチーズ工房があり自家製チーズを常に用意。洋食を中心とする一方、バーは地酒の改革者とも称される京丹後市の竹野酒造の日本酒も豊富に揃う。客室棟の地下には大浴場とプライベートバスもあり、京都市内の繁華街のオアシスのようなホテルだ。

レストランで供される朝食は主菜を５品から選び、サラダ、フルーツ、スイーツなどの副菜は自由に選ぶ。写真は一例で手前が主菜のアボカドトースト。右は焼きパプリカのミックスマリネを中心に盛り付け。左はピーカンナッツと和三盆のフィナンシェ、リコッタチーズのレモンパイ、ほうじ茶のクレームブリュレ。

三井ガーデンホテル京都三条プレミア

京都市中京区三条通東洞院東入菱屋町45-１
電話：075・231・3131
チェックイン15時、同アウト12時
料金：１室３万1000円～　全185室。
交通：地下鉄烏丸線・東西線烏丸御池駅より徒歩約３分。

宿泊券プレゼント　３組６名様
【宿泊条件】
●ツインまたはキングの宿泊券
●１泊２日

ダブルツリーbyヒルトン京都駅　（南区東九条西岩本町）

京都駅に至近かつ心休まる旅の拠点として選択したい場所

『ダブルツリーbyヒルトン京都駅』は、JR京都駅の新幹線乗り場が近い八条口から徒歩で約５分。世界56の国と地域に680軒以上を展開するホテル・チェーンの京都での２軒目として、今年３月末に開業した。地上９階、全266の客室で１階に開放的なダイニングとカフェラウンジがあり、長期滞在でもゆったり過ごせる雰囲気。

コマーシャル担当者はこういう。

「ステーションには駅だけでなく拠点という意味もありますよね。京都にご宿泊され、大阪や奈良、さらには神戸まで足を延ばされるような旅の拠点、加えて地元の方々が仕事の合間などに憩う拠点になれるよう、当館を育てていきたいと思っています」

ダイニングでは１日８名限定で鉄板焼きコースを提供（１名１万2000円）。写真はコースの一部。主菜の国産牛ステーキ120ｇ（手前）、中皿は前菜の一例で京都のお麩が２串、京都鶏と卵、鴨肉の生ハム風、だし巻き卵と稲荷寿司、厚揚げ。デザートは開業以来人気の盆栽ティラミス（奥）。

客室や公共スペースは、「京都に触れる」を旗印に、あたかも京都の工芸作家、現代美術家のギャラリーのようである。清水焼の器が各所に展示され、カフェラウンジのカウンターもよく見ると京瓦が巧みに使われていた。北山杉を染め編みした作品などもあり、京都のもの作りの継承者たちが新しい取り組みを発信する場になっている。

駅に近い利便性とアート。旅を充実させるのに充分な拠点である。

ダブルツリーbyヒルトン京都駅

京都市南区東九条西岩本町15
電話：075・606・1320
チェックイン15時、同アウト12時
料金：１室２万2500円～　全266室。
交通：JR京都駅より徒歩約５分。

宿泊券プレゼント　１組２名様
【宿泊条件】
●エグゼクティブルームの宿泊券
●１泊２日

BOOK HOTEL 京都九条（南区東九条烏丸町）

ホテルではなく書店を思わせる１階のラウンジ。「366日」と題され、その日にちなんだ作品が１年分揃う棚もある。

意外な本と出会える新しい読書体験を提供

近年、店主の感性で新刊と古書を選書するユニークな小書店が増えてきた。そのホテル版といえるのが『BOOK HOTEL 京都九条』だ。３年前に東京・神田神保町に１号店ができ、続く２号店として京都九条に今年３月に開業した。

客室は「こもって読書する」という考えから、平均面積17㎡と小さな造りの部屋が多い。

「本とエンタメと、読まずにはいられない読書ができるホテル」をコンセプトに約2000冊を蔵し、定期的に入れ替えも行なう。客室はツインが16室、ダブルが32室の全48室。１階のラウンジだけではなく、客室にそれぞれ異なるテーマで本を配し、さらに廊下などの共有スペースにも並ぶ。宿泊者は気に入った本を手に取り、客室やラウンジで読み、チェックアウトの際に返す。

各階の廊下にも本が並ぶ。部屋に入る直前など、意外なところで意外な本と出会う発見の喜びに満ちた設計だ。

「スタッフは本好きが集まっています。人気作家の新刊本のほか、知る人ぞ知る哲学の古書など、工夫を凝らしています。もちろんホテルですから、洋書の写真集、個性的な京都の案内書など旅にまつわる本も豊富に用意しました」と支配人の鶴田美郷さん。

地下鉄烏丸線九条駅から徒歩約３分と交通至便。ホテルで作品と出会い、作中に登場する場所を訪ねる。そんな旅はいかがだろうか。

「ほんの気持ち」と題された小さな包みには厳選した京都産銘茶のティーバッグとお菓子が入っている。600円、１階で販売。ラウンジや部屋に置かれた茶碗を使い、読書のおともに。

BOOK HOTEL 京都九条

京都市南区東九条烏丸町41
電話：070・4234・0388
チェックイン15時、同アウト10時
料金：１室１万円～　全48室。
交通：地下鉄烏丸線九条駅より徒歩約３分。

宿泊券プレゼント　３組６名様
【宿泊条件】
●ツインルームの宿泊券
●１泊２日

hotel anddoggy京都二条（中京区大宮通）

スラロームなどの遊具があるドッグラウンジは、小型犬だけではなく中型犬ものびのびと遊ぶことができる広さ。スタッフの愛犬も大喜びの様子。

京都市内で初めて全室愛犬と一緒に宿泊が可能

今年３月、日本全国45か所にホテルを展開するソラーレホテルズが開業したのが『hotel anddoggy京都二条』。京都市内では初めてとなる、客室はもちろん全館で愛犬と過ごせるホテルだ。愛犬の体重制限は30kg未満で、ひと組２頭まで同伴可能。館内には愛犬の遊び場となる広々としたドッグラウンジが備えられ、館外からの入口横にはドッグシャワーもある。