旅行

京都市内観光に至便な滞在先「古都を旅する新しきホテル」５選｜10組20名様・宿泊券プレゼント付き

2023/9/7

10組20名様・宿泊券プレゼント
※応募要項はこの記事の最後にあります。

毎年、新しいホテルが誕生する京都。観光や食事、長期滞在など目的別に宿泊施設を選びやすくなった。昨年から今年にかけて開業したホテルの中から、利用しやすい施設を厳選して紹介する。

ＪＲ二条駅や二条城にも近く交通至便の観光拠点

ラ・ジェント・ホテル京都二条（上京区聚楽町）

大文字山の意匠を取り入れた最上階の客室のバルコニーからは、東山と比叡山が望める。デラックスツイン１室１万8000円～。

『ラ・ジェント・ホテル京都二条』は、今年２月にＪＲ二条駅近くに開業。元離宮二条城にほど近く、ホテルに面した千本通は１日に300本以上の路線バスが走っていて、観光にも至便の場所である。

ホテルのエントランスに入ると、白檀の香りに包まれる。
「『香老舗松栄堂』のお香、芳輪白川をたいて、お出迎えします。ロビーの壁面には『徒然草』の冒頭文をデザインしました。《つれづれなるまゝに日くらし》と吉田兼好が記したように、日記に綴りたくなる京都滞在にしていただきたいです」と同ホテル支配人の林史悦さんは話す。

ロビーの壁面（画像左側）には『徒然草』の冒頭文が描かれている。斬新な意匠に目を奪われるが、ゆったりと落ち着く空間になっている。

大文字山の意匠と東山の眺望

全159室。そのうちプレミアムツインが２室、デラックスツインが３室。どちらの部屋も浴室は浴槽と洗い場がそれぞれ独立し、充分なスペースがあるため、使い勝手がいい。

１階にある大浴場。パウダールームにはダイソン社製のドライヤーが備えられている。利用可能時間は15時〜25時、朝は６時〜９時。

幅広のソファがあり、ゆったりと寛げる。風呂は湯船が備わり、足を伸ばしてゆっくりと疲れを取りたい。プレミアムツイン。１室２万円〜。

最上階のデラックスツインには、五山送り火で有名な大文字山や大黒天山の意匠を取り入れたバルコニーがあり、東山の峰々を望める。また、全客室にシーリー社製のベッドマットレスを完備。快適な睡眠ができる。

朝食は１階のレストラン『紡（つむぎ）』で。京出汁を使った芋煮やおからなどのおばんざいが小鉢に盛られ、少量ずつ色々な味を楽しめるよう配慮されている。活力をつけて、さらなる京都観光に出かけたい。

１階のレストランで供される朝食の一例（1980円）。ビュッフェ形式で、地元の食材を取り入れたおばんざいや京野菜を楽しめる。

ラ・ジェント･ホテル京都二条　

京都市上京区聚楽町863-52
電話：075・823・6655
チェックイン15時、同アウト11時
料金：１室１万2000円〜　全159室。
交通：JR二条駅より徒歩約７分、市営地下鉄二条駅より徒歩約６分。

宿泊券プレゼント　３組６名様
【宿泊条件】
●ツインルーム（スタンダードツインもしくはスーペリアツイン）の宿泊券
●１泊２日
●朝食付き

清水寺や三十三間堂は徒歩圏内、鴨川もほど近い

ダブルツリーbyヒルトン京都東山（東山区本町）

手前がリビング、奥がベッドルームに分かれたスイートルーム１室13万円〜。西陣織
の老舗、西尾のアートが飾られた空間。ミニバー内の飲料は無料。

今年８月に開業した『ダブルツリーbyヒルトン京都東山』は、同ブランドで国内５軒目となる新施設。ホテルに到着すると、まず温かいチョコレートチップクッキーでもてなされる。徒歩圏内に清水寺などの観光名所があり、すぐ近くに鴨川が流れる。京阪電車清水五条駅まで徒歩約１分と、観光拠点として好立地だ。

「ホテルの外に出ると、右側に東山を間近に望めます。京阪電車に乗れば、伏見稲荷や大阪へ行くにも便利です。多くの観光地を巡る拠点としていただきたいと思います」と同ホテル総支配人のアン・カンさん。

ロビーエリアには盆栽や墨で描かれた源氏襖が飾られ、坪庭には槌目加工された真鍮の月が配されている。ラウンジバーでは坪庭を見ながら地元の日本酒も楽しめる。

地下１階のロビーラウンジは、明るい木目を基調とし、落ち着ける。同じ地下１階には
大浴場もあり、館内で寛げる。

快適な158室の客室のうち、スイートルームは２室。63平方mあるスイートルームは茶器や西陣織のアートが設えられ、和の要素を取り入れた上質な空間だ。部屋にはプライベートサウナも備わり、体を整えることができる。

館内には大浴場と、24時間利用できるフィットネスセンターもある。連泊したくなるホテルだ。

スイートルームのベッドは、幅200cmのワイドキングサイズ。壁には、木彫作家の福井守による鴨川の水の流れがデザインされている。

ダブルツリーbyヒルトン京都東山

京都市東山区本町１丁目45
電話：075・533・7070
チェックイン15時、同アウト12時
料金：１室２万5000円〜　全158室。
交通：京阪電車清水五条駅より徒歩約１分。

宿泊券プレゼント　２組４名様
【宿泊条件】
●ツインゲストルームの宿泊券
●１泊２日
●朝食付き

京都の中心部、四条烏丸にあり、観光にも買い物にも便利

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸（下京区烏丸通）

１階のレストラン『トゥギャザー・アンド・コー』。201席ある空間は寛げるソファ席も完備。

手前はちりめん山椒としば漬けのペペロンチーノ（1500円）、奥はヒルトン発祥のチョコレートブラウニー（800円）。酒類も豊富。

昨年11月に開業した『ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸』は、日本に初進出したヒルトンのホテルブランド。四条烏丸の交差点に近く、錦市場まで徒歩で10分ほど。周辺には飲食店も数多く、観光に至便の場所だ。

ゲストルーム。１室１万7140円～。障子や木のデスクと椅子が温かみを感じさせる。ソファにも小さなテーブルが付き、便利。

１階のレストラン『トゥギャザー・アンド・コー』は、オールデイダイニング。朝食ビュッフェやランチ、ティータイム、ディナーにバータイムまで目的に合わせて利用したい。１階にはセルフサービスの『The Shop』（24時間営業）もあり、スナックや飲み物のほか地元のクラフトビールなど選りすぐりの逸品が購入できる。

地下１階にはフィットネスルームとコインランドリーが備わる。シンプルでありながら、必要なものが揃った使いやすいホテルだ。

１階のフロントデスク。苔むした石庭をイメージさせる左官壁が、京都らしい風情だ。入口は烏丸通に面している。

ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸

京都市下京区烏丸通松原下さがる五条烏丸町397
電話：075・320・5111
チェックイン15時、同アウト12時
料金：１室１万7140円～　全250室。
交通：市営地下鉄四条駅または五条駅から徒歩約４分。

宿泊券プレゼント　１組２名様
【宿泊条件】
●ツインもしくはダブルルームの宿泊券
●１泊２日
●朝食・ランチ付き
●フィットネスルーム使用可能

五条通の歴史探訪を提案し、新たな京都を見せてくれる宿

THE BLOSSOM KYOTO　（下京区五条通）

部屋の色調に合わせた畳敷きのリビングとフローリングのベッドルームに分かれた、プレミアムツイン１室４万7600円〜。

地下１階の大浴場。女性用は桜（画像）、男性用は竹林のタイルモザイクアートが施されている。坪庭を眺めながら湯浴みできる。

昨年８月に開業した『THE BLOSSOM KYOTO（ザ　ブラッサム　キョウト）』はＪＲ九州ホテルズが運営する宿泊主体型の施設。五条通に面し、地下鉄五条駅から徒歩約２分と好立地だ。

「ホテル周辺には、知的好奇心をくすぐる場所が数多く点在しています。例えば『源氏物語』の主人公のモデルといわれる源融の屋敷跡の石碑や、菅原道真公ゆかりの地、牛若丸弁慶像などがあり、散策が楽しめます。部屋には周辺の見所をまとめた小冊子を用意しておりますので、ぜひご活用ください」と同ホテル総支配人の中原敏成さん。

玄関の左手に水を張った坪庭、右手に格子窓を配し、京町家をイメージしている。中に入ると通り庭があり、街の喧騒と一線を画す。

１階のコミュニケーションスペースは、当地にかつて建てられていた蔵の瓦や梁などの建材を再利用した空間。待ち合わせや歓談の場所として利用したい。メインダイニングとバーも備えたレストラン『京都五条小野』では、京都と九州の食材を組み合わせた食事を楽しめる。朝食はここでのビュッフェのほか、部屋で食せる「モーニングボックス」を事前注文することも可能。別途、軽食券も発行されるので、13時までなら昼に軽食か喫茶の利用もできる。

古都の雰囲気を感じながら、十二分に満喫できる宿だ。

無添加のパンのサンドイッチやサラダなどが入った「モーニングボックス」の一例（3300円）。前日19時までに要予約。

THE BLOSSOM KYOTO

京都市下京区五条通東洞院東入万寿寺町140番地２
電話：075・754・8735
チェックイン15時、同アウト11時
料金：１室１万8000円〜　全180室。
交通：市営地下鉄五条駅から徒歩約２分。

宿泊券プレゼント　２組４名様
【宿泊条件】
●モデレートツインルームの宿泊券
●１泊２日
●朝食付き

呉服街、室町通に面した宿で商い息づく本来の京都を体験

リーガプレイス京都四条烏丸（下京区室町通）

１階のレストランでは、和ビュッフェ朝食（2000円）が食せる。老舗の米屋『八代目儀兵衛』の具材を選べるおにぎりが名物。

『リーガプレイス京都四条烏丸』は今年４月、四条烏丸に開業した。地下鉄四条駅から徒歩約２分と好立地ながら、老舗の呉服店や織物問屋が並ぶ室町通に面し、“京の着倒れ”と呼ばれる由縁が感じられる閑静な場所だ。

「四条通から南に下がった問屋街にあるホテルなので、京都の商いの姿が垣間見えます。“呉服店の店先で和装小物を購入したら、一般の店よりも安かった”と喜んでいるお客様もいらっしゃいました。ホテル周辺には、ガイドブックには載っていなくても美味しい飲食店が数多くあります。スタッフが食べ歩きを重ねて見つけたお薦めの店がございますので、お気軽にお尋ねください」と同ホテルレセプションマネジャーの長谷川伽子さんは語る。

１階ロビーは、京都に本店を構えるアンティークショップ『mumokuteki』の家具や雑貨を配す。正面のフロントで手続きをしたら、奥にあるエレベーターで客室へ。

朝食は１階にあるレストランで。炊きたての米を目の前で握ってくれるおにぎりは、鱧と梅肉や九条ネギとじゃこなど８種類の具材の組み合わせから選べる。大正14年創業の『並河商店』の京豆腐や、亀岡にある丹山酒造の日本酒と甘酒も用意され、朝から一献楽しめる。商業地に滞在することで、知らない京都の一面を感じられる宿だ。