SNSやインターネットで度々話題に上がる“事故物件”。あなたは、事故物件に対してどういうイメージを抱きますか? 不気味、怖い、何か起きそう…などマイナスなイメージを抱く方が多いのではないでしょうか。
事件・事故以外の事故物件ってあるのだろうか?そもそも事故物件とは…など様々な疑問が浮かんでくると思います。
そこで今回、株式会社GoodService(https://www.kataduke-kaitori.com/)は、不動産会社従事者を対象に、事故物件に関するアンケート調査を行いました。
一般的に事故物件と呼ばれているものもあれば、実は事故物件として取り扱われていない物件まで?、事故物件に関するリアルな結果が集まりました。
調査概要:事故物件に関するアンケート調査
【調査期間】 2019年11月14日(木)〜2019年11月15日(金)
【調査方法】 インターネット調査
【調査人数】 1,120人
【調査対象】 不動産会社従事者
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
※事故物件:明確な定義が決まっていないためここではアンケート結果に基づき記載
6割以上の事故物件は借り手や買い手がつく…!?その理由とは…?
始めに、「事故物件と呼ばれる住宅に借り手や買い手はつきますか?」と質問したところ、6割以上の方が『はい』と回答しました。
この結果を意外と感じられた方も多いのではないでしょうか?
マイナスなイメージが抱かれがちな事故物件ですが、良いと思われる理由はあるのでしょうか?
そこで、「事故物件でも良いという理由があれば教えてください」と質問したところ、『相場より安い(64.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『リフォームや清掃が行き届いている(23.2%)』『特別良いという理由はない(11.8%)』と続きました。
事故物件は、一般的な不動産よりも安く購入することができます。借りる側からしても事故物件=家賃が安いというイメージがありますよね。
また、賃貸物件として利用すれば高い利回りが期待されるため、投資家の中にはあえて狙って購入している方もいるようです。
家探しの際に、ある物件だけ異常に安い家賃があったというご経験はございませんか?
実は、そのようなからくりがあるようです。
自殺、火災、殺人事件など…事故物件と呼ばれる物件とは…?
ここまで、“事故物件”について紹介をしていきましたが、不動産従事者のなかで事故物件と呼ばれるものはどういった物件なのでしょうか。
「事故物件に当てはまるものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『自殺や火災などの事故が起きた(62.4%)』『殺人事件が起きた(48.1%)』『孤独死(33.4%)』『心霊現象の噂がある(28.7%)』『物件の周囲に嫌悪される施設がある(26.1%)』という順になりました。
自殺、火災、殺人事件が起きた物件は事故物件として取り扱われているようです。また、周囲に火葬場や墓地がある物件も事故物件として取り扱われる場合も…。
もしかしたら、ご自身の家も「実は事故物件だった…」なんてことも考えられますね。
孤独死が事故物件として取り扱われないって知っていましたか?
自殺、火災、殺人事件が起きた物件は事故物件として取り扱われることは有名ですが、孤独死物件が事故物件と呼ばれることはあるのでしょうか?
そこで、「孤独死物件は場合によっては事故物件扱いになりませんか?」と質問したところ、7割近くの方が『はい』と回答しました。
一般的に事件や事故が起きた物件は、「告知義務」が発生しますが、孤独死の場合、事故物件としての告知義務が発生しないケースがほとんどのようです。
発見が遅れ遺体の痕跡などが残りリフォームが必要な場合に関しても、事故物件ではないができれば告知したほうが良いとされているのみです。
不動産会社からすれば、殺人事件や自殺などのいわくつきの物件ではないため事故物件として取り扱う必要がないということなのではないでしょうか。
最近では、事故物件といえども、安い家賃が魅力、などで気にしない人も多いようです。気になる方は、以前の借主を聞いてみたり、事故物件を調べたりできるサイトもあるようですので、自分で調べる、ということも必要なようですね。