湿布かぶれの大きな原因とは?
肩こりや腰痛、筋肉痛を和らげてくれる湿布は、手軽で便利な医薬品だ。だが、湿布かぶれに悩んでいる人も少なくない。
湿布かぶれの大きな原因のひとつは、剥がす時に皮膚の表面の表皮が剥がれ、皮膚を傷つけてしまうことだ。
これを軽減するには、湿布を貼っている部分に石鹸をつけて泡立てながら、少しずつ剥がしていくとよい。特に高齢者は表皮が剥がれやすいので、一気に勢いよく引き剥がすのは避ける。
長時間、湿布を貼りっぱなしにしない
長時間、湿布を貼りっぱなしにしないことも大切だ。最長でも貼っているのは半日位に止め、それ以上は貼らないようにしたい。
それでもかぶれてしまった場合は、皮膚科で診療を受けるのが治す早道だ。かぶれを治さないで湿布を貼り続けると、悪化させるだけである。
湿布をよく貼る部位は、普段から肌荒れ防止の軟膏などを塗って、肌を健やかに保つようにすることも効果的だ。
文/諸井里見