ライフスタイルのトレンドが時代によって変化するように、シニアの暮らし方も、“マイホームに住み続ける”から“住み替える”スタイルへ変わろうとしている。

写真はイメージです

快適で健康的なシニアライフを実現する「シニアレジデンス」への住み替えを考えるにあたり、「いつか介護が必要になったら……」の疑問と不安を解消しておきたい。

自立段階でシニアレジデンスに入居すれば介護期も安心

シニアレジデンスへの住み替えを“早め”に動く人が少しずつ目立ってきた。この“早め”には年齢的に若いことと、“介護になる前”というふたつの意味がある。

「将来に備えて、より長く健康に暮らせる住まいを選ぶケースが増えてきましたね。いざ介護が必要になったときのことも相談できる体制があると安心です」(高齢者住宅協会・永野浩子さん)

介護付きとなると金銭面の負担も大きくなるが、認知症が進行したり、看取り期となったときには、どういうサポート体制があるのか、入居前に確認しておきたい。

施設スタッフによる介護予防や、沈みがちな精神面をしっかりフォローしてくれることも、介護が必要になる前にシニアレジデンスに入居する理由となっている。

Q:介護期になっても部屋に住み続けられますか?

A_介護付きの施設では、居室にバリアフリーや車椅子で生活のできるスペースを確保しています。
浴室やトイレも介護可能な設計になっているので、通常はそのまま居室に住むことができます。ただし介護のレベルが高くなった場合は、同じ建物の別階や別棟に移動することもあります。

Q:介護料金はかかりますか?

A_介護付き有料老人ホームの場合、月額費用に含まれます。住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅は介護保険の料金を別途外部の介護サービス事業所に支払います。介護保険利用サービスの負担割合は、所得状況などにより1割、2割、3割と異なります。

Q:認知症の介護も可能ですか?

A_対応する施設もあります。
介護付き有料老人ホームの場合は、すでに介護にあたるスタッフが配置されていますから、認知症になっても同じ居室で生活をしながら介護を受けられます。認知症が悪化し、施設内で対応できない場合は、別棟への移動や、専門の医療機関に移ることもあります。費用面もプラスになるので、早めに相談をしておきましょう。

※この記事は『ハイクラス・シニアレジデンス案内 首都圏・関西版』より転載しました。 取材・文/安藤政弘

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