将来なりたい職業の1位にもなったYouTuberを筆頭に、今ウェブの世界では動画がメインになりつつあります。YouTubeのほかにも、ウェブCMなど動画を使用しているものが多くあります。そんな状況を反映して、動画編集を副業にしている人も多いとか。
合同会社ケーエス(https://ks-llc.co.jp/)が運営するサイト「長谷川敬介 -カメラマン-」(https://ksk-h.com)は、日本全国の10代以降の男女の方を対象に「動画編集の副業はいくら稼げる」についてのアンケート調査を実施しました。その結果を発表します。

動画編集の副業の平均月収は、74人が5万円未満

100人中74人が5万円未満の月収。ほとんどの人が5万円未満の月収という結果になりました。
一方で、5万円以上稼いでいる人は26人。4人に1人が、5万円以上稼げているようです。

最高の平均月収は、100万円以上

最高月収では、100万円以上が2人いました。
一方で、約半数の方が5万円未満という結果になりました。

Premiere Proのみで動画編集している人の割合は、56人

1番使われているソフトは、「Premiere Pro」という結果になりました。また、使用ソフトと月収の相関関係は見られませんでした。

動画編集を副業に選んで良かったことは「好きな時間・スキマ時間にできる」が1位

1, 好きな時間・スキマ時間にできる(24人)
2, 上達・スキルアップが楽しい(17人)
3, 簡単・楽しい(15人)
4, 好きな場所・自宅で仕事ができる(12人)
5, パソコンがあればできる(5人)

ランクインした内容について、詳しく紹介します。

1, 好きな時間・スキマ時間にできる

・本業の隙間時間で作業可能なことで、日によっては職場にPCを持ち込んで作業することも可能です。また、スキルに応じて価格交渉が可能で単価アップが早いこと。(40代男性)
・余裕があれば自分の好きな時に作業ができる。これから、YouTube、TikTokなどの動画サービスは企業も参入してきて動画編集のスキルの必要性も高まってくると思うので実際に動画編集をして自分のスキルを磨くことができ、副業として多少のお金も入るので副業として将来性がある。(20代女性)
・文字サイト情報から動画情報サイトへと時代がシフトした事による爆発的「需要」に仕事が豊富にある所です。テロップ挿入だけから余分なカットのみなどなど多種多様な依頼がある為、自分の時間と納期を相談しながら副業として「仕事を選べ」取り組める所が動画編集を副業にしてよかったです。(40代男性)

1位は「好きな時間・スキマ時間にできる」です。
動画編集は、編集途中でも「保存」ができるためスキマ時間にコツコツ作業が可能です。時間の融通のしやすさに魅力を感じる人が多い結果になりました。また「計画を立てやすい」「自分のペースでできる」「時間を有効活用できる」という意見もありました。

2, 上達・スキルアップが楽しい

・編集ソフトの使い方や編集の効率化の方法などをさらに詳しく知ることができたことや、ほかの案件より単価が高いことが良かったです。(20代男性)
・動画編集の知識・技術が身につくので、私生活にも活用出来ます。特に子供のイベント事では動画を編集して後で家族で楽しんでみれる所が良いです。(30代男性)
・日々新しいエフェクトや技術を学んで成長を実感しやすい。まだまだ需要に供給が追いついていない状況だと思うので、仕事をしやすい。(30代男性)

2位が「上達・スキルアップが楽しい」です。
「より効率の良いやり方」「新しい知識・技術」など発見に、やりがいと感じる人が多い結果になりました。また、「やったらやった分だけきちんとお金になって返ってくる」「ほかの仕事にも応用できそう」という意見もありました。

3, 簡単・楽しい

・動画編集に限らず動画制作も以前から好きだったのですが、動画編集は映像を部分的に切り取り自然な形で違和感無く他の映像と繋げる作業が本当に面白く、キレイな形で動画が仕上がったのを観ると本当に動画編集を副業に選んで良かったなと心から毎回思います。(40代男性)
・動画編集は好きだし、苦にならないし、スキルアップにもつながるため。好きだから楽しんで取り組めるのが良いこと。(30代女性)
・楽しみながら仕事が出来ますし、収入に繋がらなくても友人の結婚式やパーティなど色々とスキルを活かせる時があります。(40代男性)

3位は、「簡単・楽しい」です。
動画編集自体を楽しんでいる人が多かったです。また「趣味で動画編集を始めて、その延長上で副業もはじめる」という人もいました。

4, 好きな場所・自宅で仕事ができる

・時間に縛られず、自宅で作業できることと、スキルを向上させ経験を積むことで、受注できる仕事の幅を広げられたり、受注単価を上げることができることだと思います。(40代男性)
・自宅で副業ができることです。会社にバレにくいので(いつバレるか不安ですが)自分のペースで副業が出来ます。(40代女性)
・家でパソコンひとつで簡単に編集できるので良い副業だと思いました。専門的な副業なのでクライアントから感謝されるのが嬉しいです。(20代男性)

4位が「好きな場所・自宅で仕事ができる」です。
「自宅でもカフェでも作業できる気軽さ」に魅力を感じる人が多い結果となりました。在宅で子供の面倒を見つつ、作業している人もいらっしゃいました。

5, パソコンがあればできる

・自分の好きな時間を選ぶことができ、編集のために何か専門的な機械などをたくさん用意する必要がないので気軽に始めることができよかったです。(40代男性)
・家でパソコン一台とソフトさえあれば作成できるので、初期費用がそこまで掛からずに始められたのでよかったです。また、保存機能もあるので隙間時間でちょこちょこと作業を進められるのも良いポイントです。(20代女性)
・自宅でノートパソコン一台で時間のある時に作業を進めてお金が簡単に稼げる点が魅力的でよかったと思いました。(50代女性)

5位が「パソコンがあればできる」です。
初期費用が安いことに魅力を感じる人が多い結果になりました。また「学び始めてから初報酬まで早かった」「早く技術を習得できるので、プログラミングなど他の人気のある副業より早く稼ぎやすいところを感じたため選びました。」という意見もありました。

動画編集の副業で悩みや不安は「編集の技術力」が1位

1, 編集の技術力(12人)
2, 時間の確保(11人)
3, 肩こり・腰痛・視力の低下(7人)
4, クライアントとのやり取り(6人)
5, 収入が安定しない(4人)

ランクインした内容について、詳しく紹介します。

1, 編集の技術力

・まだ始めたばかりなのでどのように収入を得ていくかがいまいちよくわかっていないこと。独学なので自分の技術がまだまだなこと。(20代女性)
・本格的に動画編集を学んだ人と比べるとやはり能力的に劣っているかもしれないので、最近、もう少し仕事の幅を広げるためにも本格的に学んだ方がいいのかどうかということで悩んでいる。(30代男性)
・本業としてではなく、あくまでも副業として作業しているので、一流のクオリティーの人とのレベルの違いに愕然としてしまいます。(40代男性)

1位が「編集の技術力」です。
ほかの人が編集した動画に比べて「劣っている」「ほかの動画の方がカッコよく見える」と、思っている人が多い結果になりました。
また、参入者が増えている傾向があるため「より編集スキルを磨く必要がある」「差別化する必要がある」と考えている方もいらっしゃいました。

2, 時間の確保

・時間を確保できないことです。やはり字幕をつけることが大変なのですが、その時間を確保するためにプライベートの時間がなくなってしまいます。(30代男性)
・本職が忙しくあまり副業の動画編集の時間が取れない。分からない事、困った事があっても相談できる人がいない。(20代女性)
・納期がギリギリだったり、クライアントから再提出の依頼があったときは、夜を徹しての作業になるため本業の仕事へ影響が出ることがあった。(20代女性)

2位が「時間の確保」です。
「思っていたより時間がかかる」という意見が多かったです。また、「パソコンの性能が低く、読み込みや保存に時間がかかってしまう」と悩んでいる方も、数名いらっしゃいました。

3, 肩こり・腰痛・視力の低下

・長時間集中してパソコンに向き合わなければいけないため、腰痛が悪化してしまった。このまま続けられるかどうか不安です。(30代女性)
・同じ姿勢で編集作業をするので肩や背中がコリ、目も疲れること。もっと稼いでいる人がいる中自分がなかなか稼ぎに直結していないこと。(20代女性)
・ついのめりこんで時間をかけすぎてしまうことや、視力が低下することが悩みです。(40代男性)

3位が「肩こり・腰痛・視力の低下」です。
とくに「肩こり・腰痛」に悩んでいる方が多かったです。動画編集をはじめてから、「整体に通う頻度が増えた」という方もいらっしゃいました。

4, クライアントとのやり取り

・なかなかクライアントさんの意思が汲み取れずに何度も修正が入る時は、心が折れてしまいそうになる時があります。(20代女性)
・クライアントとの最初のやり取りです。初期段階ではクライアントとのイメージとのすり合わせやコミュニケーション面での意思疎通など、念入りに慎重にする必要があります。(40代男性)
・取引相手の対応や返信が遅かったり、説明不足により作業がなかなか進まないことがあるので時間があっても作業できないのが悩みです。(20代女性)

4位が「クライアントとのやり取り」です。
「クライアントの意見が上手に汲み取れない」「修正が多い」という意見が多かったです。

5, 収入が安定しない

・単発の仕事が多く、収入が安定しません。また作業で必要とする技術について相談できる人が環境がないので、ネットや書籍などで調べる必要があり作業時間が長くなることが悩みです。(40代男性)
・収支が安定しないことと、魅力あるコンテンツを作り続ける必要がある。(30代女性)

5位が「収入が安定しない」です。
「安定した収益が得られず悩んでいる」が多い結果になりました。「単発の仕事が多い」「案件の取り方がわからない」と悩んでいる方も多かったです。

まとめ

100人にアンケートを行ったところ、「平均月収5万円未満」と回答したのは、74人でした。一方で「4人に1人が、5万円以上稼げている」という回答でした。

動画編集を副業にして良かったことは、「自宅でもカフェでもできる」「スキマ時間にできる」などの意見が数多く見受けられました。

調査概要
・調査日:2022年3月
・調査対象:10代以降の男女
・調査方法:インターネットによる任意回答
・調査人数:100人(男性61人女性38人)
・調査レポート:https://ksk-h.com/report_01/

*引用元:長谷川敬介 -カメラマン- https://ksk-h.com/

 

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