妻と話しても、おもしろくない

バーで夫はマスター相手によく話しています。外国人の客とも英語で話しており、いきいきとしています。マスターとはなじみのようで、「これから仕事を始めたい」というような話もしていました。

1時間程度経過すると、昼間に喫茶店で談笑していた男性が合流。「お~」という感じでハイタッチをしていました。

話を聞いていると、男性は元部下で、現在57歳。男性は社会に対して問題意識を持っているようで、都心と地方の格差について夫と熱く語り合う。また、勤務していた会社が出資して、新会社を立ち上げることなども話していました。

男性が「本格的に固まってきましたね。それにつけても、奥さんは定年後にまた仕事をするなんて不満を言いませんか?」と質問。

夫は「おそらく言うだろうけれど、妻と話していてもおもしろくないからね。感謝はしているよ。彼女がいたから仕事ができた。でも、違うんだよね。旅行したいというけれど、行ったところで何を食べたとか、キレイだったとか、感動したとかで終わっちゃうじゃない。その先がない。君となら“これはあのビジネスにつながる”とか、いろんな発見があるじゃないか」と言っていました。

男性は、「ウチの妻もそうですね。ただ、ウチの妻は僕に興味がないのがいいところ。あなたの奥様はあなたのことを愛していますからね(笑)」と言います。

それに対して、酔いもあるのでしょうか「ありがた迷惑」とか「迷惑、迷惑」などと辛らつなことを言っている。

敏恵さんはかなり世話焼きのようで、食事の用意をされたり、いちいち外出先を聞かれたりするのがうっとうしい。そこで、都心のマンションを借りて書斎のように使っていたとのこと。とはいえ、ずっとそこで暮らすのは味気がなく、「妻はいないと困るが、いればうっとうしい」などと語っていました。

そして、23時まで盛り上がり、夫は郊外の自宅マンションに帰宅。その足取りは重く、朝とは真逆でした。

この結果を依頼者・敏恵さんに報告すると「なんてことでしょうか」とかなりの衝撃を受けていました。

「でも、主人は“感謝”と言ってくれているのはありがたいですね。でも、この言い方! ホントにひどいわ! 私、今まで、主人のことばかり優先していたので、友達と遊んだりしていなかったんです。でも、これからは自分の好きなことをしようと思います。もっとパートも増やしてやるんだから。外泊だってどんどんしてやる。そこで文句を言われたら、この証拠を突き付けてやる!」

その後、敏恵さんが「私も主婦を定年退職します」と宣言。すると夫はホッとした顔をしたそう。

夫婦関係には正解はありません。浮気調査により、相手が何を求めているか、どんな生活を送りたいかが見えたりします。それにより、いい関係になるか、別れてしまうかは、受け止める側の柔軟性が大きいのだと感じました。

探偵・山村佳子
夫婦カウンセラー、探偵。JADP認定メンタル心理アドバイザー、JADP認定夫婦カウンセラー。神奈川県出身。フェリス女学院大学卒業。大学在学中に、憧れの気持ちから探偵社でアルバイトを始め、調査のイロハを学ぶ。大学卒業後、10年間化粧品メーカーに勤務し、法人営業を担当。地元横浜での調査会社設立に向け、5年間の探偵修業ののち、2013年、リッツ横浜探偵社設立。依頼者様の心に寄り添うカウンセリングと、浮気調査での一歩踏み込んだ証拠撮影で、夫婦問題・恋愛トラブルの解決実績3,000件を突破。リッツ横浜探偵社 http://www.ritztantei.com/

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