文/ 熊野貴文

子育てでいちばん大切なのは、 「今できることを今すぐ実践すること」

こんにちは、「幼児教室ひまわり」の熊野です。
私たちの教室では、次のような親御さんがたくさん学んでおられます。

●これからわが子を医者にしたい
●医者という目標は明確ではないが、東大や京大に合格させたい
●どんな時代でも強く生き抜いていけるような賢い子に育てたい

では、「実際にわが子を医者にしたメソッド」「トップレベルの学歴を持つ賢い子どもを育てた教育法」とはどんなものなのでしょうか?

実はものすごく特殊な教育をしていたのではなく、普段の行動の1つひとつをしっかり工夫し、小さな違いを積み重ねてきた結果だというのが答えです。

●わが子に対してかける言葉
●わが子の興味を引き出すための接し方
●習い事にどのような考え方で取り組ませるか?
●失敗したときにはどういうふうに向き合うか?
●おもちゃで遊ぶときに、どうやって想像力を膨らませるか?

などなど。

子育てでいちばん大切なのは、「今できることを今すぐ実践すること」です。
今できる最大限のことをしてあげる。子育てはその積み重ねです。
まずはわが子にできるところから始めてみてください。

実際にわが子を医者にした親が実践してきたことですから、あなたの教育にそのまま取り入れていただくだけで成果が期待できます。
ぜひお子さんの教育に活用していただければと思います。

知育玩具を選ぶときに知っておくべきこと

幼少期の知育玩具の選び方については、実に多くの親御さんから質問をいただきます。その質問のほとんどは、どんな知育玩具を使えば、わが子の頭が良くなるか、頭の回転が速くなるか、良い知育玩具を紹介してください、という内容です。
確かにおもちゃや知育玩具は、子どもが小さい頃の教育としてとても大事なものですが、果たしてどのような知育玩具を選べばよいのでしょう。

創造力を豊かにするおもちゃを大量に!

「おもちゃや知育玩具をどのように選べばよいか?」というご質問には、次のような一つの基準をお伝えしています。

それは、そのおもちゃが「子どもの頭を良くするかどうか」という点です。
ぱっと思いつくおもちゃとしては、粘土や積み木など、お子さんが想像しながら何でも自由につくることができ、手や指先を使うものが挙げられます。
しかし、実をいうと、この場合に重要なのは、「量」です。粘土や積み木については、少量ではなく大量に与えるのがポイントです。

量が少ないと、せっかく想像のままに何でもつくることのできるおもちゃなのに、車なら車をつくった時点でその遊びが終わってしまいます。
しかし大量に与えておけば、子どもは、何をしてもいい。粘土や積み木を使って、指、手足、それこそ身体全体を動かして、すべての想像力を働かせながら、自由にいろいろなものをつくることができます。

知育玩具を選ぶときは、とにかくお子さんの想像力を豊かに広げてあげるということを第一に考えてください。

お子さんが小さいと、積み木を使うにしても、まだ小さいものしかつくれないかもしれません。
しかし大量にあることで、まず小さなネズミの家をつくろうといった世界から、少しずつ広がって、今度はテーブルをつくってみよう、実際に自分たちの住むような家をつくってみよう、自分も登れる階段をつくってみようと、そこからどんどん想像のままに世界を広げていきます。

こうしたおもちゃの環境をつくってあげる上で、親御さんがもう一つ心がけてほしいことがあります。

それは、ただ遊ばせるだけではなくて、「こういうふうにしたらどうなるかな?」と少しだけ先回りして、ヒントを与えてあげるということです。
 
子どもは勝手に遊ばせておくと、自分の好きなものしかつくらない傾向があります。車だったら車ばかりをつくり続けます。
そこに、ちょっと世界を広げてあげられるようなヒントを与えてあげるのです。

「ゾウをつくってみたらどうかな?」
「こんな戦車をつくってみたら?」

といったことを、少しだけ先回りしてアドバイスしてあげる。そうすると、そのちょっとした一言で、とたんにお子さんの想像の世界が広がります。

知育玩具やおもちゃを選ぶ際は、ついつい子どもが喜ぶからと戦隊ものや流行りのキャラクターものを選んでしまいがちです。おもちゃを選ぶときは、子どもの能力、特に創造力をどうやれば伸ばしてあげられるかという基準を持っていただければと思います。その場合のポイントは「量」にあることも忘れないでおきましょう。
そして、子どもの創造力を広げていくためのちょっとしたヒントを、親御さんが少しだけ先回りして与えてあげる。この二つのことをぜひ意識していただければと思います。


「幼児教室ひまわり」塾長・熊野貴文(くまの たかふみ)
1978年兵庫県神戸市生まれ。灘中・灘高卒業。大阪大学医学部現役合格、同校卒。2歳の頃から数々の幼児教育を受け、進学塾へ通うための準備を始める。
1997年、大阪大学医学部に現役で合格。卒業後、医師として、大阪大学付属病院(阪大病院)や市中病院など数々の病院で勤務医として医療に携わる。
その後、「自分が両親から授けて頂いた本当の教育方法」を世に広めることに対して使命を感じ、現在『幼児教室ひまわり』の運営を行っている。

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