コロナ禍におけるから揚げ年間総消費量は400億個以上に!?

ごはんやお弁当のおかずに、酒のおつまみに、大人気の鶏のから揚げ。今回「から揚げ強化月間(※)」に合わせて、株式会社ニチレイフーズ(https://www.nichireifoods.co.jp/)が行った、全国の一般消費者14,056名を対象に、「鶏のから揚げ」(以下、「から揚げ」と表記)に関する意識・実態調査『全国から揚げ調査2020』をご紹介しましょう。

(調査時期:2020年8月、調査方法:インターネットによるアンケート調査)

※から揚げ強化月間とは
2018年より、日本唐揚協会では毎年10月を「から揚げ強化月間」とし、全国のから揚げ専門店やカラアゲニスト、賛同企業・団体と共に、から揚げのさらなる普及、消費拡大に向けた取り組みを行っています。10月は行楽シーズンを始め、から揚げのお弁当利用が最も高い月であること(※「食MAP」におけるから揚げ(お弁当おかず)のTI値No.1(2018年、ニチレイフーズ調べ)  食MAP及びTI値は株式会社ライフスケープマーケティングの登録商標。(TI値…Table Indexの略。1000食卓当たりのメニューの出現数))、また「10」の語呂合わせ(じゅわっと、ジューシー)、干支の10番目が「酉」であるなど、から揚げと相性が良い月であることが理由です。

から揚げは日本の国民食!? 好きなおかずランキング堂々のNo.1。 

「焼肉」・「餃子」などを押さえ、「から揚げ」が堂々の1位に。また、調査回答者の約90%が「から揚げ」を好きと回答。

調査回答者に、全29品のおかずから好きなものを選択(複数選択可)してもらったところ、全体の72.4%が「から揚げ」を選択。好きなおかずランキングの第1位に輝いた。2位には「焼肉(71.7%)」、3位には「餃子(70.9%)」がランクイン。調査回答者(20代〜70代男女)いずれの層でも「から揚げ」を選択している者が多く、年代・性別を超えて幅広い人から愛されていることがわかった。また、から揚げの好意度について聞くと、全体の約90%が好きと回答(「好き(60.4%)」、「やや好き(27.0%)」)。以上の結果から、から揚げは“日本の国民食”になりつつあることが伺える。

年間から揚げ総消費量が400億個を突破か!?〔推計値1〕 コロナ禍の影響で昨年比167%見込み!

月に1回以上から揚げを食べる人は全体の約80%。喫食頻度は「冷食」「手作り」「惣菜」がそれぞれ昨年比約130%(※1)。

※1: 聴取したから揚げ喫食頻度に1回で食べる平均個数を掛け合わせて1年間の消費個数を算出。最終的に、20~79歳の日本人総数91,921,260人(平成27年度国勢調査)とした場合の喫食個数を推計。

全国のから揚げ消費個数を推計で算出したところ、2020年度は年間換算で約400億個以上のから揚げが消費される見込みであることが分かった。この数値は昨年の消費量250億個(推計値*)と比較して167%となる。また、1ヵ月以内でのから揚げ喫食有無を調べると、「喫食あり(77.9%)」と、昨年比約122%に。

さらに1ヵ月以内にどのようなから揚げを喫食したか、昨年結果と比較したところ「冷凍食品(昨年比130%)」、「手作り(同128%)」、「惣菜(同125%)」とそれぞれ増加していることがわかった。

今年は新型コロナウイルス感染症拡大の影響でおうち時間が増加し、内食・中食の頻度が上昇。それに伴ってから揚げの 需要が高まり、今年度の推計消費個数が大幅に増加したと考えられる。

「手作り時間」最長は大分県36分53秒! 最短は鹿児島県26分0秒。    

1世帯1回あたりの手作り時間の平均は34分32秒。 同個数の冷食から揚げ調理時間と比べると約21分の差。〔推計値※2〕

※2 :本調査4,700人のうち、手作り喫食者2,731人のデータを使用。1回で喫食する個数×世帯人数から1世帯1回の食事で喫食する個数を推計。その個数分を手作りした場合と冷凍食品を利用した場合の調理時間を比較。

「手作りから揚げ」にかかる調理時間を都道府県別に調べたところ、最も長かったのは「大分県(36分53秒)」。次いで2位「滋賀県(36分36秒)」、3位「奈良県(36分30秒)」。一方、調理時間が最も短かったのは
「鹿児島県(26分0秒)」。調理時間が長い県と短い県で、10分以上の差があった。

また、1世帯が1回の食事で喫食する個数を、手作りした場合と冷凍食品のから揚げを利用した場合の調理時間で比較すると、「手作りの調理時間(34分32秒)」に対し、「冷凍食品のから揚げの調理時間(13分33秒)」となり、約21分差となった。

「もも」好き1位は「鹿児島県」。「むね」好き1位は「群馬県」、「手羽先」好き 1位は「沖縄県」という結果に。

から揚げ1ヵ月当たり喫食個数ランキング、第1位の都道府県は「大分県(56.5個)」! 
喫食率(※3)第1位は「宮崎県」。部位別で見ると、「もも」好き第1位は「鹿児島県」。

※3: から揚げを1ヵ月に1回以上食べている人の割合

から揚げを1ヵ月間に食べる個数(喫食個数)を見ると、最も多かったのは「大分県(56.5個)」。次いで 「千葉県(52.0個)」、「北海道(51.8個)」の順となった。一方、最も少なかったのは「徳島県(23.5個)」で、1位の半分以下の結果となった。

次に、から揚げを1ヵ月に1回以上食べている人の割合(喫食率)を都道府県別に調べたところ、最も高い割合だったのは昨年4位の「宮崎県(82.3%)」。次いで「青森県・山口県・高知県(82.0%)」が同率2位。3位〜10位の県においても80%以上の割合を記録した。

また、鶏肉の「好きな部位」について調べたところ、最も人気な部位は「もも」。次いで「むね」、「手羽先」の順となった。

各部位の好みについて都道府県別で見ると、「もも」好き1位は「鹿児島県」。「むね」好き1位は「群馬県」、「手羽先」好き1位は「沖縄県」という結果に。

[調査概要]
調査期間:2020年8月21日(金)~8月28日(金)
調査対象:全国の 20~79歳 の男女(14,056名)
※手作り調理時間の算出には、本調査4,700人のうち、手作り喫食者2,731人のデータを使用。
調査方法:インターネットによるアンケート調査

※小数点以下を四捨五入しているため、また、複数回答の結果を参照している場合があるため、合計しても 100%にならない場合があります。

* * *

いかがだったでしょうか。今回の調査からは、県民性もうかがえる結果となりました。また、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で自宅での食事が増え、から揚げ人気がさらに高まったといえそうです。

※ニチレイフーズ調べ

 

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