奥深いルールで老若男女誰もが楽しめ、4人で囲むことから思わぬ交流も生まれる遊び――麻雀。大切な決断力や判断力も養える頭の体操としても人気が高い娯楽ではあるが、いかんせん「煙草の煙が嫌だ」「暗い遊びの印象」と敬遠する御仁もいるのではなかろうか?
そんな方々に朗報。株式会社ファインシード(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:頼定誠)から、自社が運営する都心(恵比寿)や川口でキャンピングカーをレンタルできる『東京キャンピングカーレンタルセンター(東京C.R.C.)』に、全自動麻雀卓のレンタルを追加した新たな試みを始めた。
同社はこれを「キャンプで麻雀をすること」としてmahjong(麻雀)と、camping(キャンピング)をつなげて「マージャンピング」と命名。世界各地で富裕層を中心に広まりつつある優雅なキャンプ「グランピング」にかけて世に送り出した。
導入の背景を聞いてみると「近年、アウトドアの楽しみ方も多様性が広がりキャンプにおける楽しみ方もひとそれぞれとなってきております。そんな中、一見ミスマッチな“キャンプ”と“麻雀”というふたつの異なる遊びを組み合わせる事で 気持ちの良い環境で健康的に麻雀を楽しむという新たな提案を体験していただきキャンピングカーの使い方を広く知っていただく目的で導入をいたしました」とのこと。
なるほど、確かにキャンプと麻雀は結びつかなかった。しかしよくよく考えてみるとこのふたつの遊びは意外と親和性が高いのではなかろうか? 先述の「煙草の煙」を気にすることなく対局に集中できるだろうし、野外の開放的な雰囲気なら「暗い」という感覚も払拭できるだろう。しかも麻雀という共通会話が生まれるために、話題に事欠くこともない。バーベキューをしながらの感想戦も盛り上がること必至だ。
車両は都内近郊からも交通の便が良い恵比寿で発着が可能な他、川口ガレージでもレンタルや返却が可能となっているのでキャンプの一案としては十分に候補に挙がる。レンタル可能な麻雀卓は全自動となっており、料金は一日あたり9,000円。静音タイプとなっているので機械音が会話の邪魔になることもないだろう。
大自然の中で麻雀を打てば思わぬ好手が閃いて、普段より良い手が作れてしまうかもしれないこのマージャンピング。貴方の実力を仲間に知らしめるいい機会かもしれない。
ただし、他の3人も同じく開放感を感じながら打っていることはお忘れなく……。
【参考リンク】
http://fineseed.net/mahjonping/
取材・文/田中十兄