
路地に佇む、古民家を改装した店舗は天井が高く、カウンターも広い。立ち飲みながらもゆったりとくつろげる空間だ。焼酎の品書きには「芋」「麦」「米」「黒糖」「泡盛」と「お湯」「ロック」「水割り」「ソーダ割り」のみで、銘柄の表記はいっさいなし。「お客様の気分や食べたい料理に合わせて銘柄、飲み方を決めていくスタイルです」と、オーナー・渡邉一瑠さん。もちろん、客がカウンターに並ぶ、数々のボトルから選んでもよい。

焼酎も料理も、店主に委ねる
ならばと、この夏にぴったりな焼酎3銘柄とそれに合う料理を相談した。渡邉さんが提案するのは、まずは若潮酒造『GLOW』のソーダ割りから。合わせるのは「真鯛の昆布〆甘夏と大根のなます」。『GLOW』の華やかな果実感と、真鯛の旨味、ほろ苦い甘夏、なますのまろやかさがじつに調和する。ついで、夏のみの芋焼酎を2種。小牧醸造の『夏の小牧』のお湯割りはさっぱりとしており、「出汁巻き」に合う。宮崎の『松露 夏季限定』は水割りで「親鳥のポン酢漬け」を。どの組み合わせも、すこぶる旨い。店主に委ねての新たな発見、それがここにはある。

●焼酎酒場セイハロー
住所:愛知県名古屋市中区栄3-28-128
電話番号:052・990・4786
営業時間:月曜~金曜14時〜22時(最終注文は21時30分)、土曜・日曜・祝日は12時開店
定休日:無休
交通アクセス:地下鉄名城線矢場町駅より徒歩約5分、地下鉄東山線栄駅より徒歩約10分
取材・文/武内しんじ 撮影/山﨑真由子
※『サライ』2026年8月号より












