桜の季節もすっかり終わりを告げました。首都圏では少し早いツツジが咲き誇り、既に初夏のような陽気ではありますが、逆にこの時期にしか見れない「桜」があるのをご存知でしょうか。新潟県津南町の「中子の桜」をご紹介します。残雪の残る島のような形をした池のほとりに咲く数本の桜。時間帯によっては静かな水面には桜のピンク色が反射して映り込み、なんとも言えない幻想的な風景になります。
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首都圏から一番近い日本の原風景と言われる新潟県津南町は、首都圏から約車で2時間半。関越自動車道で、塩沢石打インター出口を出てしばらく走ると、今桜が満開であることに気がつきます。さすが雪国新潟は残雪もまだ見られ、桜と残雪が同居していて不思議な感じがします。また、渓流の雪解け水の勢いには春の訪れを告げるパワーのようなものを感じました。これも雪国特有な風情かもしれません。

中子の桜の写真はウェブなどでもたくさん見ることができますが、池越しの同一アングルしかなく、池(湖?)の周りがどうなっているのか、近くまで行けるのか、別の角度から見たらどうなのか、全くの謎でした。神秘的な写真の雰囲気から、人里離れた山の中で、徒歩でしか近づけないような入り組んだ場所にあるのではないかと勝手に想像していましたが、現地に到着してその予想は覆されました。

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