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今号は、ことし没後20年となる作家「藤沢周平」の人物特集に、懐かしの「切手収集」の趣味特集を加え、新連載4本もスタートする読みごたえたっぷりの新春特大号です。(※上の表紙画像をクリックすると2月号が試し読みできます)

それでは今号の読みどころをご案内いたします。

【第1特集】己を飾らず、自慢せず。
藤沢周平 没後20年のメッセージ

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今号のサライは、今年没後20年となる時代小説の名手「藤沢周平」に焦点を当てます。

『蝉しぐれ』『たそがれ清兵衛』『三屋清左衛門残日録』など数々の名作を世に送った藤沢周平。その作家デビューは40歳を過ぎてからでした。

後に次々と名作を発表し、瞬く間に人気作家の仲間入りを果たした藤沢ですが、どれほど名声を得ても私生活では決して驕らず、飾らず、「ありのまま」を宗とし、見栄や自慢、流行とは無縁の生き方を貫いた人でした。

特集の第1部では、つつましく平凡でも、健康で家族仲良く暮らしていくことを何よりも大切にした藤沢の生涯を辿り、小説や随筆などの作品に込められた「心豊かに生きるためのヒント」を探ります。

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そして、第2部では「いざ、名作の舞台へ」と題し、藤沢作品にたびたび登場する北国の小藩「海坂藩」の風景を求めて、藤沢の故郷である城下町、山形県鶴岡市を訪ねます。

海坂藩は藤沢が庄内藩をモデルにつくりあげた架空の藩ですが、鶴岡には海坂藩を想起させる名所・旧跡が点在しており、それらを回れば“海坂もの”に代表される藤沢文学の魅力を肌で感じることができるでしょう。

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藤沢周平が終生愛してやまなかった故郷の庄内地方は“食の都”と称され、人と風土が多彩な食材と食文化を育んできた土地です。特集第3部では、藤沢周平が幼い頃から親しみ、小説の登場人物にも舌鼓を打たせた滋味深い庄内の味覚を紹介しています。

これからの時期に脂がのる寒鱈(真鱈)をはじめ、ハタハタや蟹などの魚介や庄内在来の畑の恵みなどを使った和洋の献立を味わえる宿や料理店を巡ります。

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とくにサライ読者の皆さんには馴染み深いであろう作家・藤沢周平の大特集。ぜひご覧ください。

【第2特集】少年の頃の夢が、今なら叶う
あこがれの「切手」に再会

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1960年代の高度経済成長期に、全国的に一大ブームを巻き起こした日本の切手。サライ読者のみなさんも、少年時代に一度は憧れ、切手をコレクションをしていた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

振り返ってみれば、日本の切手の多くが国宝をはじめとする美しい美術品の数々をモチーフとしており、実は手軽に日本美術を我がものとすることができる、とても魅力的な存在なのでした。

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今回のサライの切手特集では、中でも人気の高かった『見返り美人』や『月に雁』といった、日本美術をモチーフとした切手の数々を多角的にご紹介します。

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また、切手が出来るまでのリポートや、記念切手で日本の近代史を振り返るなど、当時の想いが蘇ること必至の内容でお届けするとともに、切手の買い方、蒐集の仕方を専門家の方にご指南いただくなど、再び切手のコレクションを始めたくなること請け合いの内容となっています。

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今号の切手特集を通じて、切手の深奥なる世界にあらためて出会っていただければ幸いです。

この2月号から、新たに4つの連載が始まります。

■新連載その1:荒俣宏『「昭和遺産」探訪』

おなじみ博覧強記の博物学者・荒俣宏さんが、昭和という時代の源泉を探す旅に出ます。第1回のテーマは「太陽の塔/コンクリートの神」。岡本太郎の熱気が生んだ、あの昭和の巨像をアラマタ先生はどのように読み解くのでしょうか

■新連載その2:今尾恵介『気になるバス停』

地図評論家・今尾恵介さんが、日本全国の特徴あるバス停を訪ね、その由緒をひもときます。最初の停留所は青梅市にある「東京炭坑前」。半世紀以上前に閉山した炭坑の記憶が残る味わい深い停留所に、どんな歴史が眠っているのでしょうか。

■新連載その3:中陽次『百貨店はじめて物語』

三越日本橋本店長の中陽次さんが、日本に誕生し新しい文化を発信してきた「百貨店」の歴史をたどります。

■新連載その4:金田一秀穂『巷のにほん語』

言語学者の金田一秀穂さんによる、日本語にまつわるエッセイです。第1回のテーマは「みだりに」という言葉について。バスの運転手さんに「みだりに」話しかけてはいませんか?じつはこの言葉には意外なルーツがあったのです。

いかがでしょうか? 作家「藤沢周平」の人物特集+懐かしの「切手収集」の特集に、4つの新連載を加えた、読み応えアリの『サライ』2月号。ぜひ書店等で手にとってご覧ください!

クリックすると2月号が試し読みできます

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