
誰にでも、運が悪いと思うことありますよね。そんな不運に上手に対処できれば、人生は楽しくなるのではないでしょうか。
どうすれば、人生の困難をうまく乗り切れるのか。その答えのひとつが「ご機嫌な脳」だというのは、脳内科医で、「脳の学校」代表でもある加藤俊徳先生。脳を120%活かすカギは上機嫌。脳のパフォーマンスは機嫌によって大きく変わるのだそうです。
加藤先生の最新著書『1万人の脳を見た名医がつきとめた 機嫌の強化書』(SBクリエイティブ)には、脳を上機嫌の状態に保つためのメソッドが紹介されています。毎日をもっとご機嫌に過ごしたい、不機嫌な自分とさよならしたい、周りの不機嫌に振り回されたくない。そんな悩みの答えがここにあります。
そこで、今回は『1万人の脳を見た名医がつきとめた 機嫌の強化書』から、脳の機嫌のチェックの仕方をご紹介します。自分の脳の機嫌に気がつくことが最初の一歩。不機嫌の要因を一つずつ減らして、ご機嫌な脳に近づけましょう。
文/加藤俊徳
脳の機嫌をチェックしよう
機嫌のよさと日常のパフォーマンスや脳の成長は密接に関係しています。
今のあなたの脳は、いったいどれくらいの機嫌レベルなのか?
自分の脳を可視化するつもりで、次のリストでチェックしてみましょう。
機嫌脳チェックリスト

「機嫌脳チェックリスト」の診断結果
14~15個:「最高の機嫌脳」
今のあなたは「最高の機嫌脳」です。「最高の1日をかなえるための5つの条件」(*1)もすべて当てはまるなら、「最高で最強の機嫌脳」と言えるでしょう。「機嫌の強化法」で、最高で最強の機嫌脳をキープし続けましょう。
10~13個:「80点の機嫌脳」
ご機嫌貯金(*2)が十分にあり、自身がご機嫌なだけでなく、周囲の不機嫌にも振り回されない脳のレジリエンス(耐久性)が保てています。チェックの付かなかった2~5項目を1つひとつクリアして、より盤石な「最高の機嫌脳」を目指しましょう。
6~9個:「及第点の機嫌脳」
ご機嫌貯金こそありませんが、機嫌負債(*3)はない状態です。このレベルの脳は、周囲の不機嫌にさらされると機嫌を維持できません。機嫌がブレやすい要注意レベルです。
5~1個:「伸びしろがいっぱいの機嫌脳」
機嫌負債が発生しています。まずは、機嫌負債のない状態まで機嫌脳を成長させましょう。すぐに上機嫌の効果を実感できるようになるでしょう。
0個:「困っている不機嫌脳」
機嫌脳は、いつからでも成長します。まずは、不機嫌の原因に対処していきましょう。機嫌負債を減らしていくことで必ず改善します。
1つでも不機嫌の原因を減らすことで、少しずつ毎日が好転し始めることを実感できるでしょう。
*1:「最高の1日をかなえるための5つの条件」
1)夜10時に寝る
2)1カ月単位で1日の平均睡眠時間を8時間30分以上にする
3)朝7時45分までには起き、かつ日中の眠気はゼロ
4)日中の仕事時間、10時間の間に気分が下がることはゼロ
5)朝起きて散歩して、1日4・5km以上歩く
*2:「ご機嫌貯金」 著者の造語。よい機嫌を積み重ねることで、ストレスを受けても不機嫌脳になりにくい脳のレジリエンス(耐久性)がある状態。
*3:「機嫌負債」 著者の造語。不機嫌の積み重ねが脳の成長を妨げている状態。
いかがですか?
今のご自分の脳がどのくらいの機嫌レベルなのか少しつかめたでしょうか。
多くの方々が、脳の機嫌に無自覚なまま、日々の生活を送っていることと思います。
* * *

『1万人の脳を見た名医がつきとめた 機嫌の強化書』
著者/加藤俊徳
SBクリエイティブ 1760円(税込)
加藤俊徳(かとう・としのり)
脳内科医、医学博士。加藤プラチナクリニック院長。株式会社脳の学校代表。昭和医科大学客員教授。脳科学・MRI 脳画像診断の専門家。脳番地トレーニング、助詞強調おんどく法の提唱者。小児から超高齢者まで1万人以上を診断・治療。14歳のときに「脳を鍛える方法」を知るために医学部への進学を決意。1991年に、現在、世界700カ所以上の施設で使われる脳活動計測「fNIRS(エフニルス)法」を発見。1995年から2001年まで米ミネソタ大学放射線科でアルツハイマー病やMRI 脳画像の研究に従事。ADHD、コミュニケーション障害など発達障害と関係する「海馬回旋遅滞症」を発見。現在、「加藤プラチナクリニック」では、子どもでも大人でも脳が一生成長することを診療目的として、独自開発した加藤式脳画像診断法を用いて、脳の使い方の指導、学習・進学や適職の相談などを行っている。
著書には、『アタマがみるみるシャープになる!! 脳の強化書』(あさ出版)、『一生頭がよくなり続けるすごい脳の使い方』(サンマーク出版)、『1万人の脳を見た名医が教えるすごい左利き』(ダイヤモンド社)、『子どもの脳は8タイプ』(SB新書)などがある。











