1839年に英国で創業された『ザ・スコッチハウス』。
カントリージェントルマンの象徴として世界中で愛されてきた老舗ブランドである。
『サライ』創刊35周年を記念する特別付録のスケジュール手帳は、『ザ・スコッチハウス』のロゴと、同ブランドのハウス・タータン「カイリーン」をあしらった。
表紙には、丈夫で手触りのよい上質紙を用い、耐久性のあるフィルム加工を施してある。中面には、月別と年間のカレンダー、便利な方眼メモも備える機能的な手帳に仕上げた。
2025年のお供に、是非ご愛用ください。
History of THE SCOTCH HOUSE
『THE SCOTCH HOUSE』は、グラスゴー(英国、スコットランド南西部)出身のGardiner(ガーディナー)兄弟が1839年にツイードとタータンを揃えた店をロンドンに構えたことが発祥だといわれています。Gardiner兄弟は、当時民族衣装であったタータンをファッションとして普及させ、また後に世界中から評価されるようになったスコットランド素材やニットを拡げた先駆者でした。1986年には衣料部門において国に貢献した功績が認められ、Coat of Arms(紋章)が与えられました。この中に刻まれている文字“Seirbheis le treibhdhireas”とはゲール語で“誠実なサービス”という意味です。Knightsbridge(ナイツブリッジ)地区にあったお店の跡地は、今でも地元の人達に“Scotch Corner”と呼ばれています。
撮影/石井宏明
※この記事は『サライ』本誌2024年11月号より転載しました。