複製画「ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス」/額装

【白】

作品数や後世への多大な影響力から、イギリス最大の風景画家と称されるターナー。「ポリュフェモスを嘲る(あざけ)オデュッセウス」は、ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」の第9歌で語られる逸話を描いたもの。英雄オデュッセウス(英語ではユリシーズ)が単眼の巨人ポリュフェモスを倒し、船上で勝ち誇ったように両手をあげて叫んでいる。その上空には、目をつぶされた巨人の姿が雲と同化し表現され、さらに舳先には先導する海のニンフと魚たちが白い線で描かれ、その豊かな想像力に驚かされる。神話をモチーフに据えながら、ターナーが描きたかったのは、光や自然現象だった。画面には、朝焼けの光に彩られた幻想的な風景が雲や海の深い青色から鮮やかな赤、そして微妙に変化してゆく黄色にいたるまで、多彩で鮮烈な色調でドラマティックに描き出されている。

【額装】
額の色は白、茶、ナチュラルを用意。ロンドン ナショナル・ギャラリー公認の証としてマットに金色のプレートが貼付。壁掛け可能。

【高品位美術印刷】
画稿はキヤノンが開発した高品位美術印刷技術により高品質・高細に複製。
インクに圧力や熱を加え「微粒子」に変えたうえで、直接紙に噴き付けて印刷しているので網点(ドット)がなく滑らかな印刷面となる手法。
この印刷は30~50年近く変色しない技術から国宝や重要文化財などのレプリカ製作にも応用されており、その品質は高い評価を得る。耐光性・演色性に優れ、高品質を長くお楽しみいただける。

【ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)】
ロンドンの下町に生まれる。14歳でロイヤル・アカデミー付属美術学校に入り、20歳代後半でアカデミーの正会員となり、早くから才能を認められた。風景画を得意とし、当初写実的な画風であったが、数度のイタリア旅行を契機に、光や大気の表現を追求。晩年には抽象画を思わせる作品もあった。

複製画「ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス」/額装

【茶】

【今日の逸品】
複製画「ポリュフェモスを嘲るオデュッセウス」/額装

『大人の逸品』オリジナル
10,000円(消費税込み)

 

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