プレミアム・ドッグフードの製造・販売を手掛けている「Eukanuba(ユーカヌバ)」が11月1日の「犬の日(※1)」にちなんで、「飼い主と愛犬の健康管理に関する実態調査」を実施。合計800名(※2)の回答結果を公開しました。
愛犬の「室内飼育」が増えているなかで、日常的な運動や食事管理などといった、「愛犬の健康管理」はどのように行われているのでしょうか。またそれは、飼い主自身の健康管理とどのような関係があるのでしょうか。今回の調査では、20代~50代の愛犬家を対象に、愛犬と飼い主自身、それぞれの健康管理の具体的な方法や、体型・健康状態に対する自己評価、また“愛犬と一緒”に運動することによる効果まで、さまざまな視点からその実態を明らかにしています。
調査結果から、“健康”と“理想のカラダ”を手に入れるためには、「食事」と「運動」、両面からの健康管理が欠かせないという、飼い主と愛犬、双方の共通課題も浮き彫りとなりました。
※1:ペットフード工業会(現:一般社団法人ペットフード協会)など6団体が、1987年(昭和62年)に制定されました。「ワン(1)ワン(1)ワン(1)」の語呂合わせから、「犬についての知識を身につけ、犬をかわいがる日」としています。
※2:参考:調査対象者800名の犬の飼育歴平均年数=10.8年/愛犬の平均年齢=7.5歳
愛犬の“散歩”頻度=平均週7.8回!
本来、人よりも必要な運動量が多い犬にとって、日常欠かせない運動ともいえる「散歩」ですが、実際にはどれくらいの頻度で行われているのでしょうか。最も多かった回答は「1日1回」で34.2%、「1日2回以上」の回答も31.9%と多く、全体平均では週に7.8回と1日1回を上回る結果となりました。属性別に比較してみると、女性よりも男性、また20代~30代よりも、40代~50代の散歩回数が多い傾向にあります。「週1回」に満たない回答は、全体で9.1%と少数に留まっていることから(※「月2~3回(2.0%)」「月1回程度(1.1%)」「散歩はさせていない(6.0%)」)、室内飼育が多い状況においても、愛犬の散歩回数は、相応に確保されていることがわかりました。
1回の散歩時間=平均32.1分/1回の散歩距離=平均1.7km
1か月間の平均散歩時間=17.8時間/1か月の平均散歩距離=56.7km
1回の散歩にかける平均的な時間と距離についても聞いてみました。まず「時間」について最も多かった回答は「15分以上、30分未満」の44.4%、次いで「30分以上、45分未満」で28.3%となり、全体平均では32.1分という結果となりました。「距離」について最も多かった回答は「1km以上、2km未満」の34.6%、次いで「0.5km以上、1km未満」で31.1%となり、全体平均では1.7kmという結果となっています。この結果を属性別に比較してみると、女性よりも男性の方が時間・距離ともに多い傾向にあり、また年代が若いほど、時間・距離ともに多い傾向となりました。
全体平均から、1週間で「愛犬の散歩」にかけている時間と距離を計算してみると、時間にしておよそ4時間10分(※32.1分×週7.8回)、距離にしておよそ13.3km(※1.7km×週7.8回)。1ヶ月換算では時間にして17時間以上、距離にして56km以上ということになります。愛犬と一緒に散歩していることで、飼い主も相応の運動ボリュームを確保していることがわかります。
飼い主自身の3大健康管理方法=「運動」「食事」「体操」
愛犬の健康3大健康管理方法=「散歩」「食事」「スキンシップ」
飼い主自身と愛犬それぞれの健康管理方法について聞いてみました。飼い主自身の健康管理方法として最も多かったのは、「日常的な運動、スポーツ」で55.1%と過半数、以降「健康的な食事(44.4%)」、「体操、ストレッチ、マッサージ(41.0%)」、「十分な睡眠(36.5%)」、「筋肉トレーニング(34.8%)」と続きました。
これに対して愛犬の健康管理方法では、「日常的な散歩」が全体の74.5%と圧倒的に多く、以降「健康的な食事(55.2%)」、「食事量の調整(44.4%)」、「愛犬とのスキンシップ(41.8%)」、「散歩以外の運動(31.5%)」と続きました。具体的な内容は飼い主と愛犬で異なるものの、「運動」と「食事」を重視している点で共通しています。
この結果を男女別で比較してみると、飼い主自身の健康管理において、男性は「運動」や「トレーニング」を重視し、女性は「運動」と同等レベルで「食事」と「睡眠」を重視しています。愛犬の健康管理において、「散歩」と「食事」以外の要素では、男性は「散歩以外の運動」を、女性は「愛犬とのスキンシップ」を重視しているなど、男女間での意識の差が浮き彫りとなりました。
愛犬の健康管理に効果的な“運動”=「ドックラン」「ボールキャッチ」「フリスビー」!
自身と愛犬の健康管理の状況に続き、現在の体型についてもそれぞれ自己評価をしてもらいました。飼い主自身の体型では、「肥満」が41.8%と最多、「理想的な体型」が38.0%、「痩せている」は20.2%に留まっています。これに対して愛犬の体型では、全体の67.8%が「理想的な体型」と回答、「肥満」は24.8%、「痩せている」は8.2%という結果となりました。この結果は属性別に比較しても大差なく、飼い主自身よりも愛犬の体型に自信を持っている状況が浮き彫りとなりました。
さらに愛犬の健康管理方法として「散歩以外の運動」と回答した人に、「愛犬の健康管理に効果的と思われる運動」について聞いてみたところ、以下の通り、「ドッグラン」、「ボールキャッチ」、「フリスビー」、「ジョギング」、「ディスク」等、“走る”ことが基本となっている運動が上位を占めました。“愛犬が好きな運動”についても、同様の結果となっています。
飼い主の9割が実感!「愛犬と一緒にする運動」がもたらす好影響!
飼い主と愛犬、双方の健康管理にとって「運動」が重要視されていることが確認されましたが、当然ながら愛犬を運動させるためには、飼い主の協力が必要不可欠です。実際に飼い主たちは、「愛犬と一緒に運動する」ことに対して、どんな考えを持っているのでしょうか。飼い主自身が運動を始める動機や、やる気、継続のしやすさなど、さまざまな項目に分けて4段階評価で回答してもらったところ、以下の通りすべての項目で「そう思う」の回答が圧倒的多数となりました。
中でも「始める良い動機になる」、「愛犬のストレスが解消される」、「愛犬との絆が深まる」、「自分と愛犬、両方の健康管理ができて一石二鳥」、「愛犬といっしょならやる気が出る」、「愛犬といっしょなら継続しやすい」については、「そう思う」の回答率がおよそ9割に達しており、飼い主は「愛犬と一緒に運動すること」に対して、身体の健康以外にも、大きな付加価値を感じていることがわかります。
今回のアンケート調査で、室内飼育が増えていると言われている状況の中、「愛犬の散歩」時間をしっかりと確保している他、散歩以外にも適度な運動や食事管理など、健康への意識が高いことがわかりました。さらに、「愛犬と一緒に運動」することが、「飼い主のやる気や継続性」、「飼い主と愛犬双方の健康管理」、「愛犬のしつけ」、「愛犬との絆創り」、「飼い主と愛犬のストレス解消」など、多くの相乗効果を実感していることや、飼い主自身の「幸福感」にも繋がっている実態も浮き彫りとなりました。
Eukanuba(ユーカヌバ)公式サイト
https://www.eukanuba.jp/