10月1日より始まった消費税10%ですが、持ち帰り(テイクアウト)では軽減税率が適用され利用者も増えることが予想されます。
マイボイスコム株式会社(https://www.myvoice.co.jp/)は、これにさきがけ、『テイクアウト・持ち帰り』に関するインターネット調査を2019年9月1日~5日に実施し、10,236件の回答を集めました。結果をご紹介しましょう。
【調査対象】「MyVoice」のアンケートモニター
【調査方法】インターネット調査(ネットリサーチ)
【調査時期】2019年09月01日~09月05日【回答者数】10,236名
【調査機関】マイボイスコム株式会社
■中食の利用頻度
家庭外で調理された食品を購入し、家や職場で食べる中食を利用する人は、「よく利用する」「ときどき利用する」を合わせて5割強です。女性10~40代では各6割強みられます。
今後、中食の利用頻度が増えると思う人は、「増える」「やや増える」を合わせて2割強です。減ると思う人は「減る」「やや減る」を合わせて約7%、「変わらない」が71.8%となっています。
■テイクアウト・持ち帰りをした店舗
店内飲食かテイクアウト・持ち帰りが選べる店舗で、直近1年間に食べ物や飲み物を持ち帰った人は7割強です。テイクアウトをした店舗は(複数回答)、「ファストフード」が44.9%、「牛丼、餃子、寿司などのチェーン店」「コンビニエンスストアなどの、飲食可能なイートインスペース」が2~3割となっています。「ファストフード」は女性や若年層で比率が高く、女性10~40代で各6割前後です。「コーヒーショップ」は女性10~30代で各2割強、「飲食スペースがあるパン屋、ケーキ屋、アイスクリームショップなど」は女性30・40代で各20%台と、他の層よりやや高くなっています。
■食べ物をテイクアウト・持ち帰りする頻度、目的
直近1年間にテイクアウト・持ち帰りをした人に、食べ物をテイクアウトをする頻度を聞いたところ、「月に2~3回」「月に1回程度」「2~3か月に1回程度」が各2割でボリュームゾーンです。週1回以上の利用者は2割弱となっています。
直近1年間に食べ物をテイクアウト・持ち帰りをした人の目的・用途は(複数回答)、「休日・昼食」が40.9%、「平日・昼食」が34.6%、「平日・夕食」「休日・夕食」が各3割弱です。「休日・昼食」は男性10・20代や女性30・40代、「平日・昼食」は60・70代、「間食・おやつ」は女性10~30代で高くなっています。
■食べ物をテイクアウト・持ち帰りする理由は「リラックスして食べたい」「時間がない」「すぐには食べない」
直近1年間に食べ物をテイクアウト・持ち帰りをした人に、食べ物をテイクアウトする理由を聞いたところ(複数回答)、「リラックスして食べたい」「時間がない、食事を早く済ませたい」「すぐには食べない、後で食べる」「家での食事・おやつの一品にする」が各20%台です。食べ物のテイクアウト利用頻度が週1回以上の層では、「時間がない、食事を早く済ませたい」「ひとりで食事をする」の比率が高くなっています。
■食べ物をテイクアウト・持ち帰りする際の重視点
直近1年間に食べ物をテイクアウト・持ち帰りをした人の、食べ物をテイクアウトする際の重視点は(複数回答)、「持ち帰ってもおいしい」が46.6%、「持ち運びやすい」が39.0%、「注文から出来上がりまでの時間が短い」が29.0%となっています。
回答者のコメント
■食べ物をテイクアウトする際の不満点(全2,160件)
・電子レンジで温めたいものと温めたくないもの(サラダなど)が一緒の容器にあるときやや困る。(男性22歳)
・車移動以外のときに持ち帰る際に、どれだけ気を付けても中身が片寄ったりしてしまうのは、もはや半分諦めているが不満である。(男性26歳)
・出来上がりを待っている時間の過ごし方が微妙。(男性33歳)
・たまにオーダーミスがある。家に帰って開けてみたらオーダーしたのが入ってないとショック。(男性46歳)
・持ち帰りでバスなどに乗る際、商品の匂いがすることがあります。美味しいもので問題ないですが、できれば、匂いが外にこぼれない包装が望ましいですね。(男性64歳)
・必要なスプーンや箸等が不足していることがある。(女性28歳)
・忙しい時間帯に来ると、たまに注文したものが欠けていたりすること。(女性34歳)
・時間がたつとおいしくないものもある。ゴミがたくさん出て環境に悪い。(女性40歳)
・中身がうまく袋にマッチしてなくて持ち帰りにくい時がある。(女性51歳)
・店内調理する店では待ってる間に服や髪の毛にニオイがつく。(女性55歳)
* * *
いかがだったでしょうか。この結果は消費税10%前の調査ですから、改めて再度行うと結果は変わってくるかもしれませんね。