本来の旬は3~4月
イチゴはハウス栽培技術や品種などの改良が進み、今では12月後半頃から店頭に並ぶようになった。が、本来の旬は3~4月。この時期には甘味が強く、価格も安い露地物が多く出回る。
イチゴの栄養価で、特に注目されるのはビタミンCだ。
ビタミンCは免疫力を高め、肌荒れを防ぐ効果などがある。
1日に必要なビタミンCの摂取量は大人の場合50㎎とされ、イチゴ約5粒で必要量が摂れる。この時期はビタミンCの補給源として、大いにイチゴを食べたい。
イチゴの赤い色素成分は、がん予防に効果がある
また、イチゴの赤い色素成分のアントシアニンはポリフェノールの一種で、がん予防に効果があるともいわれている。
イチゴは傷みやすい果実なので、購入する際には新鮮なものを選ぶ。ヘタが鮮やかな緑色でピンとしているものが新鮮だ。ヘタのほうまでムラなく色づいているほうが甘味が強いので、色づきも確かめよう。
イチゴは収穫後に甘味が増すことはないので、購入後は新鮮なうちに食べたほうが美味だ。
文/諸井里見