マスプロ電工からKodak『PIXPRO SP360 4K』が11月27日に発売されます。水平方向360度、垂直方向235度の全方位が撮影できるアクションカムでは、世界初の4K動画撮影対応モデルとなります。
専用アプリをインストールしたスマートフォンで、録画画面をモニターしながら遠隔操作での動画と静止画の撮影に対応。記録した動画は様々な表示方法での再生ができ、4K画質のままYouTubeにアップすることができます。Webカムとしてチャットに利用したり、HDMIケーブルでリアルタイムに薄型大画面テレビで動画をモニターしたり、ドライブレコーダーなどにも利用できます。
乗用車、オートバイ、自転車などに固定するためのマウントアダプターなど、アクセサリーも豊富に用意されています。腕に装着できる専用リモコン、防水ケース、2台の『PIXPRO SP360 4K』を固定して全天球動画が撮影できる『ダブルベースマウント』も発売予定です。
360度アクションカムは特殊用途に使われるカメラで敷居が高そうに見えますが、一般的なデジタルカメラより操作は簡単です。ピントは固定式でピンボケの心配がありません。露出もISO感度もカメラ任せです。
むしろ、カメラで記念写真を撮ろうとすると構図で悩んでしまったり、大切なものが写っていなかった、そんな人にオススメです。シャッターを押せば自分の周囲すべてが撮影されるので、構図で悩んだり、被写体を撮り逃がす心配もありません。
4K動画で撮影して800万画素相当の静止画が切り出せるので、後でゆっくり好みの部分を切り出したり、アプリを使って超広角にしたり、パノラマ写真などに変換できます。海外旅行の想い出なども360度4K動画で撮影してYouTubeに公開して、多くの方に楽しんでもらうこともできます。
ただし、魚眼レンズを使っているので人物撮影には向きません。本機で動画を撮って、静止画はデジカメで撮るという使い方がよいでしょう。解像度が高く、前後左右が一度に撮れるので、普段はドライブレコーダーとしても活用できます。そのために自動的に上書き保存を続けてくれるループモードもあります。
発表会ではマスプロ電工株式会社代表取締役社長 端山佳誠氏が登壇して360°アクションカムの販売が好調なことをアピールしました。
『PIXPRO SP360 4K』は、水平方向360度、上下235度、前後左右、頭上まで写ってしまうカメラです。自動的に自分撮りできてしまいますね。
スマホに送られた動画データは、円形から前後2分割、ハイビジョンと同じ16:9のワイド画面など、さまざまな比率や構図で再生ができます。
スマホのアプリで『PIXPRO SP360 4K』の動画をモニターできます。本機には液晶モニターがないので、これは便利な機能です。
本体には小さなモノクロ液晶情報画面もあります。NFC対応スマホなら、タッチするだけでリモコン操作ができるので、スマホ画面で設定や操作をした方が楽です。
基本操作は左上の電源のON/OFF、センターの赤い録画ボタン、そして右のWi-Fi接続用ボタンの3つでできます。
電源は専用充電池でUSB充電に対応しています。フル充電で動画は最大55分まで撮れます。静止画なら160枚となります。
HDMIケーブルで接続すると録画しなくても薄型大画面テレビに360度動画を映し出せます。防犯用や見守り用カメラとしても使えます。
『ダブルベースマウント』に本機を2個装着することで全天球動画に対応。つまり360度球状に死角のない動画が得られるわけです。