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趣味・教養

英単語は「語源」を理解すると、驚くほど効率的に覚えられる

文/鈴木拓也

定年後は、余裕ある時間を生かして「学び直し」をしたいと考える人が増えている。

あるアンケート調査によれば、学び直したいものの3位がパソコン、2位が歴史、そして1位が英語だという。実際、NHKラジオの英語番組は中高年層以上に人気が高く、シニア向けの英会話教室も登場した。書店に並ぶ語学書も、そうした世代の購入者が少なくないという。

昨年発売され、65万部を超えるベストセラーとなった『英単語の語源図鑑』(かんき出版)も、その1冊だ。

本書は、英単語の「語源」をイラストとセットで理解することで、同じ語源を持つ他の英単語も芋づる式に覚えられるという学習書。やみくもな丸暗記よりずっと効率的だと好評を得たが、中心的な読者層は40~60代。読者ハガキには「オリンピックのボランティアをやるため」、「孫に英語を教えたい」といった声が寄せられたそうで、英語の学び直しニーズの高さをうかがわせる。

今回紹介する『続 英単語の語源図鑑』は、先日発売された続編で、新たに110個の語根が取り上げられている。

「語根」という言葉を、初めて聞く方もいらっしゃるかもしれない。まず、英単語はいくつかのパーツから構成されているが、このパーツを「語源」と呼ぶ。そして、語源には、「接頭辞」、「語根」、「接尾辞」の3種類ある。接頭辞と接尾辞は、それぞれ単語の先頭と最後に存在する語源で、その間にあって単語の意味の中核をなすのが語根となる。例えばdistributionという単語の場合、disが接頭辞、tributeが語根、ionが接尾辞となる。

本書では、こうした語源を手掛かりに、たくさんの単語を関連付けて覚えられるよう工夫がされている。

語源から関連付けて多くの単語を覚えられる(本書11pより)

語源から関連付けて多くの単語を覚えられる(本書11pより)

本書は、11グループの接頭辞および接頭辞を持たないもので構成され、全12章からなる。例えば第2章の接頭辞グループはsur-、trans-、super-の3つ。これらの接頭辞には、「上に、超えて、越えて」の意味合いがある。この接頭辞を含む単語の一例として、surpriseが載っている。

surpriseのイラスト(本書52pより)

surpriseのイラスト(本書52pより)

各語源の意味は、sur(上から)+ prise(つかむ)で、「上からつかんで驚かす」から「驚かす」の意味になる。

その隣のページには、surpriseと同様「つかむ、取る」の意味を持つ語根(pris, priz, ghend)を使った単語が幾つかある。その1つ、compriseは、com(共に)+prise(つかむ)で、「いっしょにまとめてつかむ」から「構成する、含む」という意味になる。

compriseのイラスト(本書53pより)

compriseのイラスト(本書53pより)

いずれの単語にも、シンプルで直観的に意味を把握しやすいイラストが付いているが、これが、よりしっかりと記憶を定着させる効果を生んでいる。

また、語源から学ぶことの別の効用として、「単語の正確な意味が見えてくる」というのがある。例を挙げると、英和辞典では、surveyもinspectもresearchも「調べる」という訳語が載っているが、実は細かい意味の差異がある。これらを語源で比較すると―

・surveyは、sur(上に)+vey(見る)→上から見る→見渡す、調査する
・inspectは、in(中を)+spect(見る)→中を見る→検査する
・researchは、re(再び)+search(探し回る)→何度も探し回る→研究する

と、ニュアンスの違いがわかってくる。

語源を理解すれば、意味の似た単語の違いもわかる(本書13pより)

語源を理解すれば、意味の似た単語の違いもわかる(本書13pより)

さらに、多義語に対する理解も深まるという。例えば、「配達する」の意味で知られるdeliverには、「出産する」という意味もある。これはde(離れて)+liver(自由)→放して自由にする、という語源であることを知ると、一見結びつきにくい「配達する」と「出産する」のつながりが見えてくる。そして、初見の単語でも語源から連想することで、おぼろげに意味をつかむことも可能となる。
『続 英単語の語源図鑑』には、ミネソタ大学のジェームズ・I・ブラウン教授の言葉として、「14の単語に含まれる20の接頭辞と14の語根を理解することで、アメリカの英語辞典であるWebster’s Collegiate Dictionary中の14,000以上の英単語の意味を理解する手がかりが得られる」という引用がある。本書には、約30個の接頭辞と110個の語根(前著を含むと213個)があるので、これらを学ぶことは、一般的なネイティブスピーカーの語彙力に近づく最短の道になりそうだ。英語の学び直しに興味はあっても、たくさんの英単語を覚えるのが面倒と思われるなら、本書はきっと役立つはずである。

【今日の学び直しに役立つ1冊】
『続 英単語の語源図鑑』

https://kanki-pub.co.jp/pub/specialsites/englishwords/

(清水建二・すずきひろし著、本間昭文画、本体1,500円+税、かんき出版)『続 英単語の語源図鑑』

文/鈴木拓也
老舗翻訳会社役員を退任後、フリーライター兼ボードゲーム制作者となる。趣味は散歩で、関西の神社仏閣を巡り歩いたり、南国の海辺をひたすら散策するなど、方々に出没している。

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