昆布はえぐみが出る前に引き上げる。
アクと余分な油分は丁寧に取り切る
東京・銀座に店を構える魚料理が評判の『割烹 智映』の店主、北山智映さん(38歳)に、鰤大根の美味しい作り方を教わった。
鰤大根のコツは、煮汁をしっとりさせるために昆布を使い、煮汁と鰤を素早く馴染ませるために太白胡麻油(胡麻を焙煎せずに加工した透明な胡麻油)を用いること。
油を入れるタイミングは醤油で味付けした後、最後に強火にして、沸騰させながら油を加えて煮汁を乳化させるとよい。
鰤は長時間煮込むと水分が抜けてぱさぱさになってしまうが、油を加えることで乳化が進んで味が染み込みやすくなり、ふっくら仕上がるそうだ。
【材料(2人分)】
【手順】
●割烹 智映(ちえい)
東京都中央区銀座7-7-19 ニューセンタービル地下1階
電話 03-3573-7022
営業時間 18時~21時(最終入店)
無休 14席。要予約。
※この記事は『サライ』2018年12月号の「魚料理大全」特集より転載しました。本文中の年齢・肩書き等は掲載時のものです(取材・文/関屋淳子 撮影/宮地工)。