日本全国、津々浦々、多種多様、様々な地名があります。その中には言いにくい地名も多いもの。このランキングでは、思わず噛んでしまうような言いにくい市の名前を、株式会社ウェイブダッシュが運営する、みんなでつくる地域応援サイト「生活ガイド.com」(https://www.seikatsu-guide.com/) を厳選し、その中から「一番言いにくい市だな」と思う市の名前を生活ガイド.com会員に投票してもらい、決定いたしました。
今回1位に輝いたのは、
1位 鹿児島県 「いちき串木野市(いちきくしきのし)」
「いちき」と「串木野」をバラバラに読むとさほど難しくないのに、合わせると急に難易度が上がる「いちき串木野市」。舌に力の入りやすい「イ」が母音になっているものが続くことが発音しづらい要因なのではないでしょうか。いちき串木野市はさつま揚げ発祥の地です。名物のさつま揚げを食べながら練習してみるものいいかもしれません。
「いちき串木野市」を選んだ方からは「8文字と長いうえに6文字が破裂音で言いづらい」(40代男性)、「繰り返していると何を言ってるのかわからなくなってきた」(60代男性)、「ダントツに言いにくいと思います!」(60代女性)などの声がありました。
今回1位になりました、いちき串木野市のご担当者様にもコメントをいただきました。
【1位の受賞コメント】
「思わず噛んじゃう市の名前ランキング」1位ありがとうございます。
文字数の多い市名との認識はありましたが、今回の1位ももっと早く選ばれるべきだったのではないかと思います。
県外へ電話した時に正確な取次は困難で、恐縮することも度々ありますが、PRイベントでは「いちき串木野」を3回噛まずに言うゲームを実施し、言いにくいことを利用してきました。
今回の結果を受け、これまでよりも多くの方が噛んでしまっても「いちき串木野市」と言ってくださることを期待します。
いちき串木野市の市の名前の由来
「串木野市」と「市来町」が平成17年に合併し、いちき串木野市となりました。
いちき串木野市の魅力を教えてください
東シナ海に面し緑豊かないちき串木野市は、鹿児島県を代表する特産品「さつまあげ」の発祥の地と言われております。
また小さなまちでありながら「焼酎蔵」を8蔵有し、遠洋マグロ漁が盛んです。
温暖な気候を活かした「ポンカン・サワーポメロ」などかんきつ栽培も盛んな、海・山の幸に恵まれたおいしいものがいっぱいな「食のまち」です。
ランキング2位から5位の思わず噛んじゃう市は下記のとおりです。
第2位 岐阜県 「各務原市(かかみがはらし)」
「かか」までは言いやすいのに、後半の「みがはらし」で畳みかけるように難易度を上げてくる「各務原市(かかみがはらし)」。口を大きく開く「かか」、口を閉じる「み」、再度口を大きく開く「がはら」と口の動きが激しいのも、思わず噛ませてこようとする意気込みを感じる気がします。
第3位 沖縄県 「豊見城市(とみぐすくし)」
「豊見城市(とみぐすくし)」の一番の難関は「ぐすく」です。何度も繰り返し読み続けていくと「ぐ」が言いにくさを助長させるようないいお仕事をしてきます。気が付いたら「とみぐぐす」「とみぐすす」となり、最終的には「とみぐぐぐ」となっているかもしれません。
第4位 鹿児島県 「志布志市(しぶしし)」
4音中3音が「し」と、「し」のオンパレードの「志布志市(しぶしし)」。空気の抜けやすいサ行と、口をすぼめて空気を発射する「バ行」の組み合わせは、口の形が混乱しやすく、言い間違いを加速させてしまいます。ちなみに市役所の所在地は「志布志市志布志町志布志」と、さらに難易度が上がります。
第5位(同点) 長崎県 「諫早市(いさはやし)」
そもそもの市名が実は難読とされる「諫早市(いさはやし)」。正しく頭で読めていたとしても、口は「いせはや」と発音してしまうかもしれません。口を横に開ける「イ」から口を大きく開ける「ア」の母音が続くので、口の大きさが中間の「エ」の音に引っ張られちゃいますね。
第5位(同点) 石川県 「羽咋市(はくいし)」
最初の一文字目が空気の抜ける「は」から入る「羽咋市(はくいし)」に、滑舌の悪い人の心は折れてしまうのではないでしょうか。続く文字も口をすぼめる「く」、口を横に広げて「い」、最後はまた空気が抜ける「し」と意外と難易度が高いのです。そんな羽咋市はUFOの街。もしかしたら宇宙人も「羽咋市」を読むときに苦戦するかもしれません。
【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2021/12/13〜2022/1/11
調査対象:生活ガイド.com会員10代~80代の男女199名