正解率わずか7%!江戸参府の際のオランダ商館長一行の定宿はどこ?【江戸検クイズ02】

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いま、脳トレが大ブーム中。専門書がいくつも本屋に並んでいますが、昔ながらのクイズも脳を活性化するにはもってこいです。

そこで今回は、以前ご紹介した「江戸文化歴史検定」(通称・江戸検)の過去問題から、オランダ商館長一行についての江戸クイズをお届けします。正解率はなんと7%! ほとんどの日本人が解けない難問です。さっそく挑戦してみましょう。

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それでは、問題です。

「江戸参府の際、オランダ商館長一行は、主要な都市では幕府から定められた宿に宿泊しました。江戸の定宿は本石町三丁目の長崎屋でしたが、京都の定宿は次のうちどこだったでしょう?」

次の4択のなかから、「これだ!」というものを選んでください。

(い)海老屋

(ろ)大坂屋

(は)和蘭屋

(に)山城屋

どれが正解か、わかりましたか? ヒントはありません。ネットで検索するのもダメです。よ~く考えてみてください。

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……そろそろ、考えがまとまりましたか? ズバリ正解は、「(い)海老屋」です。おそらく、(は)を選んでしまった人は多いはず。

どのような経緯があって海老屋に宿泊ることになったのか? 解説を見ていきましょう。

「オランダ商館長の一行は、ふつう大名の参勤交代に準じて本陣に宿泊したが、江戸・京・大坂・下関・小倉の5か所では定着が決まっており、阿蘭陀宿と呼ばれていた。京の阿蘭陀宿海老屋は、現在の中京区大黒町にあった。

海老屋が残した史料からは、宿泊の手配だけでなく、京都所司代・町奉行所との事務手続きのほか、儀式や接待、名所見物の先導や付き添いなどにも心を砕いていることが分かる。それは、簡単なオランダ語マニュアルも残っているから。

阿蘭陀宿は長崎奉行の支配を受け、役料を受けていた。また、オランダ人が献上物として持参した品物の残りを売買することができ、利益を得ていた。大坂の阿蘭陀宿は長崎屋、下関は伊藤家と佐甲家が交代で、小倉は大坂屋が勤めていた。」

江戸の歴史に詳しい方でも、オランダ商館長一行が海老屋に宿泊していたことはご存じなかったのではないでしょうか。正解できた方は、ご自身の博識を誇ってください!

ちなみに江戸検の次回の試験日は11月3日(木)の「文化の日」。時代劇や時代小説が好きな方も、歴史好きな方も、知の腕試し、してみませんか?

※受検申し込みの詳細については、下記のサイトをご覧ください。
http://www.edoken.jp/

※問題の出典:『江戸文化歴史検定 出題問題公式解説集 第2回江戸吟味問答控』
https://www.shogakukan.co.jp/books/09626610

取材・文/藤岡あかね