終戦直後、GHQとの折衝を担った実業家・白洲次郎と、日本の美意識を探究しつづけた稀代の随筆家・白洲正子。この名高き夫妻が戦後移り住み、晩年を暮らした旧邸が、東京・町田市の緑豊かな一画に残されている。
「武蔵の国と相模の国の境に位置する」事と「無愛想」を掛けて、ユーモアたっぷりに『武相荘(ぶあいそう)』と名付けられたこの白洲夫妻の終の棲家は、いまも文化施設「旧白洲邸・武相荘」として公開され、往時を偲ばせている。
この「武相荘」で、来たる2018年7月から来年初旬までの7か月間にわたり、写真をテーマにしたイベント《Art of Life(日常の美)》が開催される。「旧白洲邸・武相荘」と、カメラ/レンズメーカーのSIGMA(シグマ)との共同企画イベントである。
イベント期間中、「武相荘」では、写真家・大門美奈さんによる写真展「武相荘写真歳時記」が春夏編(7月14日~8月31日)と秋冬編(2019年1月12日~2月10日)の2期に分けて開催されるほか、同氏によるトークショー、武相荘をテーマにした撮影講座、同受講者によるグループ写真展なども予定されており、写真観賞・撮影をとおして「武相荘」の魅力を十二分に楽しみ尽くす内容となっている。
【開催概要】
《Art of Life(日常の美)》
会場:旧白洲邸・武相荘(ぶあいそう)
東京都町田市能ヶ谷7-3-2
電話:042-735-5732
開館時間:10:00-17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(祝日・振替休日を除く)夏季・冬季休業日
アクセス:小田急線「鶴川駅」北口下車徒歩15分
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文/編集部