ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館が企画し、2026年3月まで同館で開催された「マリー・アントワネット・スタイル」。英国の研究者の調査に基づきマリー・アントワネットを再検証した試みとして、国内外で多大な注目を集めました。
横浜美術館で開催の「マリー・アントワネット・スタイル」は、国際巡回の最初の開催であり、当初の映像やサウンドスケープなどの演出を踏襲しつつ、一部内容を再編、さらに日本独自の出品作を加えた約200点で展覧会を構成します。(8月1日~11月23日)

1773年 油彩、カンヴァス
ヴィクトリア&アルバート博物館蔵(C)Victoria and Albert Museum, London
本展の見どころを、広報事務局にうかがいました。
「歴史上もっともファッショナブルな王妃、マリー・アントワネット。
時代の「ファッション・アイコン」となった王妃の装いやインテリアは、18世紀から現代まで、ファッションやデザイン、映画などに広く影響を与え続けています。
本展は、18世紀から現代までのドレスや宝飾、家具などを手がかりに、あらゆる点で新しい様式(スタイル)を打ち立てていった王妃の革新性と人物像に迫ると共に、王妃が形づくった「スタイル」の源泉が、いかに時代を超えて人々を魅了し、現代のクリエーターたちにも示唆を与え続けているかを紹介する展覧会です。

扇面:グワッシュ、羊皮紙 骨:べっ甲、真珠母貝、箔
ヴィクトリア&アルバート博物館蔵(C)Victoria and Albert Museum, London
ドレス、ジュエリー、家具調度品、絵画や版画、写真など、約200点の展示作品から250年にわたる展開を辿ると共に、王妃の「スタイル」を紹介します。

ダイヤモンド、青の鉛ガラス(人工宝石)、金
ヴィクトリア&アルバート博物館蔵(C)Victoria and Albert Museum, London

ジャン=バティスト=クロード・スネ 1788年
ヴィクトリア&アルバート博物館蔵 (C)Victoria and Albert Museum, London

セーヴル磁器製作所 1781年
軟質磁器、エナメル、金 ヴィクトリア&アルバート博物館蔵
(C)Victoria and Albert Museum, London
「首飾り事件」のネックレスの一部と伝わるダイヤモンドや、今日まで残存していたことが2018年の秋に公となったアントワネット旧蔵の天然パール119粒を連ねたネックレスなど、王妃の旧蔵品やゆかりの品をはじめ、18世紀当時の品々も多数展示します。

オリジナルのネックレス:フランス製 1780年代に加工
プラチナ、ダイヤモンド、金、銀
ヴィクトリア&アルバート博物館蔵(C)Victoria and Albert Museum, London

フランス製 18世紀後半 天然真珠、金、ダイヤモンド
ハイディ・ホルテン・コレクション、ウィーン Photo Courtesy of Sotheby’s
日本初公開作品を含む、歴史的、文学的にも貴重な品が集結するまたとない機会です。
現代の名だたるメゾンやデザイナーの創造にまで引き継がれたマリー・アントワネットのスピリットを会場で感じていただけたら幸いです」
当時のドレスや最新デザインのドレスなど、ファッション関係の展示も豊富です。ぜひ会場でご堪能ください。
【開催要項】
マリー・アントワネット・スタイル
会期:2026年8月1日(土)~11月23日(月・祝)
会場:横浜美術館
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
電話:050・5541・8600(ハローダイヤル)
展覧会公式サイト:https://www.marie2026.jp/
開館時間:10時~18時、11月21日・22日は~20時(いずれも入館は閉館30分前まで)
休館日:木曜日(ただし8月13日、9月24日、11月19日は開館)
料金:公式サイト参照
アクセス:公式サイト参照
取材・文/池田充枝











