2019年、100歳で世を去った日本画家の堀文子さん。新作を目にすることはもう叶わないが、堀さんの生き方や残された絵は、今もなお、感動を与えてくれる。
堀文子が墨絵に込めた想い
戦後、堀さんは新聞や雑誌の挿絵の仕事を精力的に手がけていたが、いつも「この仕事が私の絶筆になるのかもしれない」との思いでカット一枚にも全力で向かった。色鮮やかな作品だけでなく、ここで取り上げた墨と金泥(きんでい)で描かれた精神性の高い作品も堀さんの芸術の真骨頂である。掲載作品はどれも、一点ものの墨絵である。
堀文子 墨絵の世界
『春』
『春』額装
ナカジマアート(日本)
66万円(税込み価格)
画寸縦14.2×横21.2cm 額寸縦31.0×横37.9×高さ2.3cm
『芒が原』
『芒が原』額装
ナカジマアート(日本)
55万円(税込み価格)
画寸縦12.8×横19.8cm 額寸縦31.0×横38.1×高さ2.3cm
『空豆』
『空豆』額装
ナカジマアート(日本)
33万円(税込み価格)
画寸縦9.1×横9.8cm 額寸縦23.1×横29.0×高さ2.3cm
『菊』
『菊』額装
ナカジマアート(日本)
44万円(税込み価格)
画寸縦12.1×横14.5cm 額寸縦36.0×横32.0×高さ2.4cm
『太神楽』
『太神楽』額装
ナカジマアート(日本)
77万円(税込み価格)
画寸縦26.0×横18.5cm 額寸縦42.3×横35.0×高さ2.1cm
堀文子さん直筆の小さな表札が来訪者を出迎える。
画廊ナカジマアート「堀文子の部屋」
東京・銀座にある画廊・ナカジマアートが運営する「堀文子の部屋」。その名の通り、堀さんのオリジナルグッズや堀さんの版画を展示・販売している。全国各地から、ファンの来訪が絶えない。
原画・墨絵のご注文について
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取材・文/角山祥道 撮影/植野製作所
※この記事は『サライ』2023年6月号より転載しました。