この秋で創刊35周年を迎える『サライ』は、記念プロジェクトとして、英国伝統のブランド『ザ・スコッチハウス』にコラボを打診。俳優の光石研さんに参加して頂き、『ザ・スコッチハウス』プレス担当の千葉岳之さんと『サライ』編集長の三浦一夫が集合。3者のアイディアから生まれるオリジナルアウターウェアの開発の様子を3回にわたってお伝えする。

千葉岳之さん・光石研さん・三浦一夫(写真左から)

プロフィール

千葉岳之さん
三陽商会 マーケティング・コミュニケーション部『ザ・スコッチハウス』プレス担当
『ザ・スコッチハウス』を担当して約6年。文豪が宿泊した宿や古くから続く旅館が好きで各地を巡っている。

光石 研さん
俳優
1978年デビュー。映画・テレビドラマ・舞台・CMなど多彩に活躍。ファッションに目覚めたのは中学生で、アイビーとの出会いから。

三浦一夫
本誌編集長
2019年に『サライ』編集長就任。鉄道好き。海外の旅には紙の地図を持って行き、列車やバスの中で地図をなぞりながら車窓を楽しむ。

サライ×光石研×三陽商会がつくる『ザ・スコッチハウス』のオリジナル旅向けアウター開発project【第1回】

三浦編集長 「『サライ』はこの秋で創刊35周年を迎えます。記念になるプロジェクトを、英国伝統のブランド『ザ・スコッチハウス』さんにコラボのお願いをしました」

『ザ・スコッチハウス』プレス・千葉岳之さん 「そういうことでしたら、是非一緒に旅に向くアウターウェアを作っていきたいと。『ザ・スコッチハウス』は1839年の創業。ロンドンの商業街を闊歩し、休日には乗馬や釣り、旅を楽しむ紳士に向けて生まれ、今もそのコンセプトは変わりません。こうしたカントリージェントルマンの代表として、俳優の光石研(みついしけん)さんにお声がけをさせていただきました」

光石研さん 「光栄です。僕自身、旅が大好きですし、仕事で各地に行くので、自分がほしいモノという視点で参加したいと思います」

「光石さんの旅はどんなスタイルなのでしょう」(三浦)

「40歳を過ぎてから年に1回は必ず妻と海外旅行を楽しむようになりました。ホノルル、バンコク、パリと、街に行くことが多いです」(光石さん)

「旅先の服装は?」(三浦)

「カジュアルながら少し洒落っ気があるものが好きです。テーラードジャケットも必ず持っていきます」(光石さん)

「旅のアウター選びはなかなか難しくて、それなりにきちっとしたものにしたいけれど、そのぶん快適さや保温性に欠けることもあります」(三浦)

「参考に当社の新作を用意しました。型紙やタータンなど英国から代々受け継いだものは大切に活かしつつ、機能性、ファッション性の融合を目指し日本でアップデートし続けています」(千葉さん)

「ジャケット風のコートはどうでしょう。旅先のホテルやレストランでも気後れしないような」(光石さん)

「いいですね。さらに列車や飛行機などの移動時でも快適だと嬉しいのですが」(三浦)

「ベスト付きのスリーウェイなら移動時にはベストのみでくつろげそうです」(光石さん)

「暖かさと快適さを両立させるダウンファブリックという素材があります」(千葉さん)

「(素材を触りながら)これはいいですね。ウール地風で手触りが良く、ストレッチ性もあります」(光石さん)

「僕はパンフレットや本などいろいろ持ち歩くのでポケットは多い方がいいです」(三浦)

「色は若いころからずっと愛着を持ってきた紺だと嬉しいです」(光石さん)

「では、早速サンプルを作りましょう」(千葉さん)

コンセプトは「カントリージェントルマン」に向けた旅に最適なコートに決定

開発POINT1 旅先のディナーにも対応できるジャケット兼コートに

旅先のホテルやレストランで映える“ジャケット兼コート”に決定。ベスト付きのスリーウェイ仕様。コートは三つボタン段返り。後ろはカントリージャケット風センターフックベントでアジャスター付き。ベストは襟無し丸首。

開発POINT2 薄手ながら暖かさを保つ「ダウンファブリック」を採用

吟味して選ばれた素材は、今年の秋から、新たに『ザ・スコッチハウス』の製品に導入される「ダウンファブリック」。暖かさ、着やすさに優れ、機内や列車の中など、旅の移動時にも快適に着用することができる。

開発POINT3 三つボタンの上品フォルムながらポケット多めに

色は紺。フォルムは三つボタンで上品に。さらに、スマートフォン、財布などを入れられるよう、ポケットは大きめに。内側にはパスポートを入れられるジップ式のポケットや、紙の地図を収納できるホルダーも備える。

今回の打ち合わせをもとに、デザイナーが描き起こした絵型。

本企画は、今号に続き10月号(9月9日発売)、11月号(10月9日発売)の全3回。完成したアウターは全国の『ザ・スコッチハウス』店舗で販売予定なので、是非お楽しみに。

第2回(10月号)では、トワル(仮組み)の確認会を予定

●今回3人が着用しているのは、すべて『ザ・スコッチハウス』の今シーズンの商品です。
問い合わせ先/三陽商会カスタマーサポート 電話:0120・340・460

 

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