「ストレスがかかるとおなかがキリキリと痛む……」と悩んでいませんか? 自律神経と胃腸は密接に関係しており、ストレスによって自律神経が乱れると胃痛につながりやすくなります。そんな悩みを抱えている方におすすめの漢方薬が「四逆散(しぎゃくさん)」です。

あんしん漢方所属の薬剤師で漢方薬に詳しい中田早苗さんに、四逆散の特徴や併せて行いたいセルフケアを教えてもらいました。

ストレスによる胃痛はなぜ起こる?

ストレスによる胃痛には、自律神経の乱れが関係しています。

自律神経は体を緊張・興奮させる交感神経と、体を休息状態にする副交感神経の2つからなり、血圧や消化など体の様々な機能をコントロールしています。ストレスがかかると交感神経が活発になり、胃痛につながるのです。

仕事での人間関係や責任、家庭での問題などのほか、季節の変わり目の寒暖差、騒音、アルコールやタバコなどもストレスの原因となります。さらに、睡眠不足や不規則な生活といった生活習慣によっても自律神経は乱れ、胃痛につながりやすくなります。

四逆散はどんな人に向いているのか

ストレスによる胃痛対策としておすすめの漢方薬が、精神不安や腹部膨満などに用いられる「四逆散」です。体力が中等度以上あり、精神的緊張により胃痛や便秘・下痢などの胃腸の不調が起こる人や、手のひらや足裏に汗をかきやすい人に向いています。

四逆散は、柴胡(さいこ)、芍薬(しゃくやく)、枳実(きじつ)、甘草(かんぞう)といった生薬でできている漢方薬です。生命エネルギーである「気(き)」の流れを整えて自律神経の乱れによる興奮状態を和らげ、ストレスによる胃痛や発汗などを緩和する効果が期待できます。

四逆散と併せて行いたいセルフケア

ストレスによる胃痛を改善するには、自律神経を整えるためのセルフケアを取り入れることが大切です。四逆散と併せて行いたいセルフケアを3つ紹介します。

1.深呼吸をする

呼吸と自律神経は関係しあっており、深い呼吸をすることで副交感神経を刺激できます。

緊張する場面などでは、無意識に呼吸が浅くなりがちです。ストレスを感じる場面では意識して深呼吸をすると、気分が落ち着きやすくなります。

また、リラックスタイムに腹式呼吸をするのも効果的です。
腹式呼吸では、おなかが膨らむのを感じながら鼻からゆっくり息を吸い、おなかをへこませながら、吸うときの倍の時間をかけて口から息を吐き出します。座っているとおなかの動きを感じにくい場合は、寝転んで行ってみましょう。

2.十分な睡眠をとる

十分な睡眠時間を確保したり、睡眠の質を高めたりして体を休めることも大切です。

睡眠の質を高めるために、就寝前にリラックスタイムを設けましょう。
スマホなどのデジタル機器の使用を控え、アロマを焚いたり好きな音楽を聴いたりしてゆっくりと過ごすと副交感神経が優位になり、体が休息状態になりやすくなります。

3.消化のいいものを摂る

消化のいいものを摂り、胃腸への負担を軽減することも、ストレスによる胃痛の改善に効果的です。

食生活が乱れていると胃腸に負担をかけるだけではなく、消化不良や栄養不足などを招いて自律神経にも影響します。そのため、胃腸を労りながら栄養バランスのいい食事を心がけましょう。

また、遅い時間の飲食を控えることも大切です。消化には時間がかかるため、就寝前にたくさん食べると胃腸が休めず、就寝時間も遅くなる可能性があります。遅い時間に食べる場合は、おかゆや雑炊などの消化のいいものを摂り、食べすぎないように心がけましょう。

副作用はある? 安心して服用するために

四逆散は甘草を含むため、血圧上昇や手足のむくみなどが起こる「偽アルドステロン症」や、四肢の脱力・しびれが起こる「ミオパチー」などの副作用があらわれることがあります。

高血圧の方や高齢者、著しく体力が落ちている方などはとくに注意が必要です。

漢方薬は自然由来の生薬でできているため西洋薬よりも副作用が少ないとされていますが、体質や症状に合わないと思わぬ副作用が出ることがあります。四逆散がご自身に合うのか専門家に相談したうえで服用しましょう。

【専門家による体質チェックもできる「あんしん漢方」】
スマホひとつで漢方薬の専門家に相談できる「あんしん漢方」のようなオンラインサービスも登場しています。ご自身に合う漢方薬を専門家に相談して購入でき、購入した漢方薬は自宅まで郵送してくれます。

●あんしん漢方:https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=221432a9sera0298&utm_source=sarai&utm_medium=referral&utm_campaign=260314

ストレスに負けない毎日を

ストレスによる胃痛には自律神経が関係しており、改善するには自律神経を整えることが大切です。四逆散は自律神経を整えるサポートをする漢方薬で、ストレスによる胃痛を繰り返しやすい体質の改善が期待できます。生活習慣の見直しと併せて四逆散を活用し、ストレスに負けない体作りを目指しましょう。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

●あんしん漢方(オンラインAI漢方):https://www.kamposupport.com/anshin1.0/lp/?tag=221432a9sera0298&utm_source=sarai&utm_medium=referral&utm_campaign=260314

 

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