ダイエット講師が教える、正しい知識と習慣で人生を変えるコツ【ずぼらダイエット】

ダイエットというと、食事制限したり、運動を続けたりと頑張って続けないと効果が出ないというイメージですよね。

ところが、ガマンせず、運動もしない頑張らないダイエット本として大ヒットした『すぼら瞬食ダイエット』の著者で、ダイエット講師の松田リエさんは「ダイエットで必要なのは食事制限ではなく食事改善。１日３食きちんと食べることから始まります」と言います。

今回は、松田さんがこれまで3500人もの指導をしてきた実績をもとにまとめた最新著書『食べるほど人生が変わるずぼらダイエット』から、ダイエットに振り回される意識を転換することで、誰でも成功できる一生もののダイエットを手に入れる方法をご紹介します。

文／松田リエ

本来の自分を取り戻すと人生が一気に動き出す！

ダイエット講師として起業してから、世の中にはダイエットに悩む人が予想以上に多くいることに気づかされました。10代から20代の終わりまでダイエットに翻弄された私でしたが、同じようにもがき続けている方が全国にはたくさんいたのです。
いつの間にか生徒さんが100人を超え、私ひとりでは手が回らなくなりました。そこで私の妹に声をかけ、生徒さんの食事サポートを分担してもらいました。
幸いなことに妹も保健師の資格をもつ現役の看護師で、栄養指導の知識やキャリアがあったのです。そして二人三脚で１年もしないうちに、ダイエット指導の協会（一般社団法人 Belle Life Style）を設立していました。

保健師として仕事復帰してからここまでかかった歳月は２年ほど。わずかな期間に、食事改善で健康な体を取り戻し、体重も12kg落とし、ダイエット講師という天職を見つけ協会を設立し、全国に会員さんの輪を広げました。しかもその間に第一子も出産しています。夢だったおしゃれも楽しむようになりました。
「ものすごいスピード感！」と人には驚かれるのですが、人生にはそういうタイミングがあるのだと思います。動くときは信じられないほどのスピードで、自分とそのまわりの環境が一気に変わっていく。
私自身は、そのことにあまり驚きはありません。なぜなら、ダイエットに成功した生徒さんを見ていても同じようなことがしばしば起こっているからです。

やせると脳がクリアになって活動的に。毎日が心地いい気分

思うに、自分の体に本当に合う食習慣を身につけた人は、そうでなかった今までの人生とは、まるで違うステージに立てるのだと思います。私自身の体験でいうと、“本来の自分に戻れる”といった感覚に近いでしょうか。
体に栄養が満ちていらないものが消えていくと、毎日が心地いいのです。脳もクリアになって、気持ちも明るくなります。だから、フットワークが軽くなるし、自分がやりたいと本当に思うことに集中できるようになります。
思考も行動も変わるのです。その結果、「今が楽しい」、「自分のことが好き」という自己肯定感が高まっていき、毎日が充実するのです。

楽しい気分で毎日過ごしている人は、顔つきが明るくなるし、発する言葉もポジティブになります。そうすると対人関係も変わってきます。家族のことでイライラ、ガミガミ怒る機会が減ったり、外に出たときも今までとは違うタイプの人と仲よくなったりします。
つまり、自分が変わることでまわりの環境まで変わってきます。そういったことが一気に起こるから、驚くほどのスピードで人生が動き出すのです。

松田 リエ（マツダ リエ）／看護師・保健師・ダイエット講師
1986年生まれ。２児の母。看護師としてがん患者のケアを担当後、保健師として従事。成人の健康教育、メタボリックシンドロームや糖尿病患者への保健指導を行う。この経験から、食卓を担う女性が栄養や体の知識を身につけないと、日本の食習慣はよりよくならないことに気づく。自身が食生活で自然に12kgやせた経験を生かし、「食べ痩せダイエット講師」として起業。ダイエット相談に来る人の多くが面倒くさがりやであることに着目した、すぐ取り入れられる食事メソッド本『ずぼら瞬食ダイエット』（2022年）がベストセラーに。今秋『食べるほど人生が変わる ずぼらダイエット』を発売。SNS総フォロワー数56万人。Belle Lus株式会社代表取締役。Belle Life Style協会代表理事。Instgram：https://www.instagram.com/bls.academy
Ｘ：https://x.com/rie__matsuda
YouTube：https://www.youtube.com/c/MatsudaRie