江戸時代、「箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川」と謳われた大井川。古くは駿河国と遠江国の境界線だったこの川に沿い、蒸気機関車(SL)が力強く走る大井川鐵道の沿線は、静岡県でも随一の桜の名所だ。
爛漫の春、鮮度あふれる日本盛「生原酒ボトル缶」を携え、旅情あふれるSLの花見旅へ出かけよう。
始発の新金谷駅で駅弁を買い求め、下りSL急行「かわね路」号へ。戦前から戦後に製造された懐かしい客車に乗り込むと、千頭駅までおよそ80分の花見旅が始まる。
大井川がゆったりと流れる絶景を車窓に駅弁を広げ、日本盛「生原酒ボトル缶」の「本醸造」をひと口。ボトル缶は少しずつ飲むのにちょうどよい。コクと旨み、しっかりした味わいがおかずにもよく合う。至福のひとときだ。
「生原酒」とは、その名の通り火入れも加水もしていないお酒のこと。搾りたての鮮度と深みのある旨み、濃厚な味わいは生原酒ならでは。上質で無垢な日本酒が手軽に飲める「生原酒ボトル缶」は、旅を贅沢なものに変えてくれる。
発車しておよそ20分、トンネルをいくつか抜けた福用駅と大和田駅の間あたりから、名産の茶畑を背景に咲き誇る桜が見えてくる。
「次に停車する家山駅まで、線路沿いの約1kmにわたってソメイヨシノが、それは見事です」
「SLおばさん」(専務車掌)こと佐藤あけみさんが教えてくれた。
家山駅では5分間、停車。窓を大きく開けると、桜をそよぐ風が心地よい。さらに2種のボトル缶を開け、飲み比べをしてみた。
日本盛「生原酒ボトル缶」の「純米吟醸」はやや甘く感じるコクと旨み、「大吟醸」は贅沢な吟醸香とすっきりした辛口が特長。車窓を流れる桜を愛でながら酒が進む。飲みかけもスクリューキャップで閉められるボトル缶は旅先で便利だ。
この旅で、「生原酒ボトル缶」が本物の日本酒の美味しさを改めて気づかせてくれた。花見にはやはり旨い日本酒に限る。
※商品についての問い合わせ先/日本盛お客様相談室(電話:0798・32・2590)